はじめに
New Relic でアラートをご利用いただく際、Email Destination に通知メッセージが到達しない場合があります。Eメールメッセージの配信状況をユーザ側で確認することは難しいため、New Relic のサポート窓口にお問い合わせいただく機会もあるかと思います。一方で、ユーザ側で確認できる点もあります。本ブログ記事では、New Relic からの通知の"購読停止"設定に関して解説します。
なぜ「購読停止」の機能が必要なのか
近年、企業から送信される E メールメッセージには「購読停止」のための HTTP リンクや E メールヘッダが含まれています。New Relic のアラートを含む通知 E メールについても例外ではなく、購読停止のための機能が組み込まれています。
アラートのような重要な通知であっても、E メール配信システムにおいて「購読停止(オプトアウト)」機能が設けられているのには、主に以下の理由があります。
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メール配信品質(レピュテーション)の維持と保護 ユーザが不要なメールの配信を停止できない場合、メールクライアント(Gmail や Outlook など)で「迷惑メール」として報告される可能性が高まります。迷惑メール報告が一定の閾値を超えると、New Relic のメール送信サーバー自体の信頼性が低下してしまいます。結果として、他のお客様への重要なアラートメールまでスパム判定され、システム全体のアラート遅延や不達を引き起こすリスクがあります。これを防ぐため、E メールメッセージの配信を望まないユーザがオプトアウトできるようにしています。
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法規制の遵守 (コンプライアンス) 特定電子メール法(日本)や CAN-SPAM 法(米国)、GDPR(欧州)など、各国のスパムメール防止に関する法律では、送信者に対して明確な購読停止の導線を設けることが義務付けられています。
New Relicでは、これらの要件を満たすために Email Preferences(メール受信設定)をユーザ自身で細かくコントロールできる仕組みを提供しています。しかし、意図せず「全てのアラート E メールを購読停止にしてしまった」という場合などには、New Relic からの通知が届かなくなる事象が発生します。
「購読停止」設定の確認手順
「購読停止」の機能で New Relic インフラストラクチャからの通知が抑制されている場合でも、NrAiNotification には status が SUCCESS であるイベントが作成されます。(これは「New Relicからメール送信システムへの連携が成功した」ことを意味し、受信箱への到達を保証するものではありません)
(NRQL クエリ例)
FROM NrAiNotification
SELECT status, workflowName
WHERE workflowName = '<ワークフロー名>'
SINCE 1 hour ago
この情報からだけでは、「なぜ Email Destination の E メールアドレスに通知メッセージが届いていないのか」を把握することは難しいと考えられます。
そこで、切り分けのためにも「購読停止」の機能が有効化されていないかどうかをご確認ください。まず、New Relic から届いた何らかの通知メッセージをご用意ください(下図は、Alert Workflow 経由で送信された通知の例)。通知メッセージの最下部には、下図のように "Unsubscribe from our emails | Email Preferences" というリンクがありますので、クリックします。
以下のような画面が表示されます。項目が "YES" となっている場合には、対象となる種類の通知を購読停止していることを示しています。全て "NO" が選択されている場合には、「購読停止」による E メールの配信失敗ではないと考えられます。もし、意図せず "YES" となっている項目があれば "NO" を選択し、画面最下部の "Save Preferences" ボタンをクリックします。
下図のように "Opt-Out Preferences Updated!" というメッセージが表示された場合には、設定は保存されたと考えて問題ありません。再度 E メールの送信をお試しください。
おわりに
本記事では、意図しない「購読停止」によるアラート通知の不達と、その確認・解除手順について解説しました。
もし上記の設定を見直していただき、対象となる項目が "NO" になっているにも関わらず E メールが届かない場合は、企業の迷惑メールフィルターによるブロックや、過去の送信エラーによるバウンスリスト(送信不可リスト)への登録など、他の要因が考えられます。このような場合には New Relic サポートまでお問い合わせください。
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