New Relicでは日々各種機能のアップデートをしてリリースノート等でアナウンスしていますが、本ブログでは最近のアップデートをご紹介します。
今回は2025年7月分のアップデートを抜粋してご紹介します。
[Public Dashboard] ダッシュボードを外部公開可能に
ダッシュボードを外部公開できるようになり、New Relic にログインしなくても、ダッシュボードにアクセスできるようになりました。パスワードによる保護や公開有効期限を設定することで、セキュリティやガバナンスも考慮して外部公開できます。
公式ドキュメント
[NRQL Predictions / Predictive Alerts] 蓄積したデータから今後を予測
NRQLでPREDICT句を使用することで、蓄積されたデータを元に数理的手法から予測値を算出できるようになりました。属人的な推測ではなく、データを元にした予測から対応を判断できるようになります。
NRQL Predictions
Predictive Alerts
[Database Performance] 性能のボトルネックやパフォーマンスを分析
Infrastructure エージェントのOn-host integrationsを通じて、Databaseの性能分析の詳細データを取得できるようになりました。待機イベント、詳細なクエリ、実行計画を使用して、DB全体の問題かアプリケーション側の問題かを迅速に切り分け、根本原因を特定できるようになります。
MySQL
PostgreSQL
Microsoft SQL Server
[Agentic Integrations] AIエージェントのオーケストレーションによりシステム管理と監視を強化
ITSM/SDLCツールの生成AI内でNew Relicテレメトリデータに関するインサイトを取得し問題に対して効率よく対応できるようになりました。ITSM/SDLCツールから自然言語でNew Relicを含む様々な情報にアクセスし問題を解決できるようになります。
公式ドキュメント
[Queues and Streams monitoring] 分散メッセージキューの可観測性が向上
Kafka クラスターの主要なメトリクスとパフォーマンスをリアルタイムで監視できるようになりました。キューの前後にあるAPMサービスも含めて、ボトルネックや遅延などの問題を迅速に特定して解決できます。
公式ドキュメント
[APM] OpenTelemetryで計装していてもAPMと同じUI表示に
OpenTelemetryで収集したデータも、APMエージェントを計装した場合と同形式の画面で表示されるようになりました。計装方法がAPMエージェントとOpenTelemetryの2種類があっても両方のアプリケーションを一貫性のある表示でモニタリングできます。
公式ドキュメント
[Kubernetes] OpenTelemetry を使用したKubernetesモニタリングがGA
Kubernetesのメトリクス、イベント、ログをOpenTelemetryを使用してNew Relicに直接送信できるようになりました。ベンダーロックインを回避し、ニーズにあわせた最適な監視オプションを選択できるようになります。
公式ドキュメント
[Kubernetes] Windows ノードの監視のサポート開始
Kubernetesクラスター内のWindowsノードも監視できるようになりました。OSに関係なくKubernetes 環境全体の健全性を監視できるようになります。
公式ドキュメント
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