New Relicでは日々各種機能のアップデートをしてリリースノート等でアナウンスしていますが、本ブログでは最近のアップデートをご紹介します。
今回は2024年2月分のアップデートを抜粋してご紹介します。
[Logs] 操作感を保ったままログの長期保管が可能に
New RelicのUI上でLogsのパーティションに長期保存の設定を有効化するだけで、ログの長期保管を実現できます。また、通常保管のログと長期保管用のログを同じUI上でシームレスに分析することも可能です。
[Security] アプリケーションの脆弱性をリアルタイムで検出するIASTの一般提供開始
APMエージェントが入っているアプリケーションに対して、特許登録済みの手法でコードの脆弱性をAPIやメソッドレベルでリアルタイムに特定することができます。検出だけでなく、脆弱性のエクスプロイトや修正方法も提示してくれるため、修正を迅速化することができます。
公式ドキュメント
[CodeStream] IDEからログ検索やNRQLが実行可能に
CodeStreamを使うことでお使いのIDE上でアプリケーションのログを検索できるようになり、原因調査を迅速化できるようになりました。また、IDE上でNRQLを実行することでテレメトリデータへの即時アクセスも可能です。
[Query Builder] Query your data画面のUXが改善され使いやすくなりました
Query your dataの画面が新しくなり、全てのページの最下部からワンクリックでアクセスできるようになりました。最大5アカウントのデータを同時にクエリ可能で、おすすめのクエリからデータを取り出すこともできるようになるなど、使い勝手がさらに良くなりました。
[NRQL] 実行結果を最大5,000件まで表示可能になりました
NRQLの取得結果の上限値が2,000件から5,000件に拡張され、取得できるデータ量が増えることで、より詳細なレポートの作成が可能になりました。
[Service Level Management]
SLOのアラートにスローバーンレートが追加されました
SLOに対するアラートで徐々にエラーバジェットが消費されるのを検知するスローバーンレートを設定できるようになりました。急激な消費を検知するファストバーンレートアラートと組み合わせることで、サービスレベルに関する大小の問題を早期に発見することができます。
公式ドキュメント
[Alerts & AI] アラート条件の有効化・無効化がしやすくなりました
アラートの条件一覧で、全てのアラート条件の有効状態を俯瞰して把握し、条件の有効・無効を簡単に変更できるようになりました。また、アラート条件の変更日時と変更者を把握できるようになり、変更の追跡が可能になっています。
[Dashoboard] 分かりやすい選択肢をダッシュボード変数として設定可能
これまでは固定値の選択肢を用意した場合は、固定値が選択肢としてそのまま表示されていましたが、GraphQLやTerraformで固定値に分かりやすいラベルを設定することで、ダッシュボードの作業効率を改善することができるようになりました。
各種アップデートは以下の公式ページでも発信しておりますのでRSSフィードを購読してみてください。
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