今週末はクリスマス、きらびやかなイルミネーションが帰ってきた街。かつて季節の風物詩として当たり前に眺めていた煌めく景色と行き交う人々を今目にするとなかなか感慨深いです。
師走はこの一年を振り返り、来年をよりよい年にする準備期間でもありますね。エンジニアの皆さまはいかがですか?来年のことを考えるにあたって、ちょうど先週実施されたNew Relicの社会をよくする活動プログラム(祭り🎊) について、広報担当よりご紹介したいと思います。
今年一年を振り返るとしみじみ感謝の気持ちが湧いてきます。週末ちょっと遠くにでかけたり、仕事に没頭できたりできるのも、周りの友人、知人、仕事で関わる多くの人たちが協力・支援してくれるから。なにより、ありとあらゆる人々の余分の手間と労働、努力のおかげで、私は現時点で新型コロナウイルスに罹患せず健康に生活できています。ありがとうございます 🥰
「善意の21日間」スタート
そうして1年間の出来事に思いを馳せるこの月、New Relicでは「21 Days of Goodness 」(そのまま英語で呼んでいますが、直訳すると「善意の21日間」)というプログラムをグローバル規模で実施しています。
(今年まだ2回目なのですが😅、始めたからには徹底的にきちんと、そして楽しんでやるところがNew Relicらしいなあと感じます)
11月最終週からの3週間、世界中の全オフィスで、週ごとのテーマで「アクション」します。
1週目:Giving(還元)
1週目のテーマは「Giving(還元すること)」。
何かもらったらお礼、ありがたいことをしてもらったら恩返し。皆さん無意識にやっているかと思います。
今や世界中に知られるサムライブルー日本人ファンの、ゲーム後のスタジアムのゴミ拾い(清潔好き説もあるようですが)もそうかと思えます。それらの社会・コミュニティに対する間接的なGoodness(善意)を還元する複数のアクションのうちの1つが「寄付」です。
New Relicではこの週、全世界の全正社員に一定金額が寄付資金として付与されます。その金額を、日頃から解決したいと願っていたり、気にかかっていたりする社会課題の解決のための活動に寄付します。
寄付先として、恵まれない環境の子どもたちを支援するNPOや、女子学生にテクノロジー教育を提供してスキルを身につけるプログラムや、難民や移民の人々にコーディングを教え自立支援する組織などをはじめ、全部で何百種類もの寄付先リストから選ぶことができます。
会社からの寄付資金に自費を追加して寄付してももちろんOK。この寄付金付与とは別に、従業員個人の寄付に対して1人あたり年間200USドルまでのマッチングギフトも提供しています。
日本独自の寄付先リストには、Wikipediaや、みんなのコードをはじめ、放課後NPOアフタースクール、Help Families Fleeing Ukraine、Table for Kidsなど約20のプログラムがあります。
もしリストに寄付したい団体がない場合は、寄付したい団体やプログラムを検討してもらえるよう推薦することもできます。(今回私も事前に寄付先を推薦し、12月までに登録してもらえました。また追加推薦する予定です)
寄付する・しない・自費を追加する・しないは一切個人に委ねられており、今年はざっと見たところ1,500名以上のNew Relic社員が寄付していたようでした(非公式)。
2週目:学ぶ(ソーシャルインパクトについて知る)
2週目のテーマは地味に「学ぶ」です。
通常業務をしながらグローバルで何百とあるリストから寄付先を決めるのは結構大変でした。気になる寄付先が目につくと、その団体の活動やどんなインパクトがあるか、サイトを熟読して判断します。初めて知るような活動や、国ごとに行われている活動を知ることができます。
最初の1週間もSlackチャンネルに世界中から「XXXに寄付したよ!」と、普段は難しい説明をしているのを見ることが多いエンジニアの皆さんの楽しそうな笑顔の写真も一日に何十もポストされていて、地域や国によって様々な社内問題解決の活動があると知ることができます。多種多様な善意が世界中のNew Relic内にあることもわかりました。
日本の寄付先リストは全16プログラムあり、皆さん自分のお返し先として真剣に考えて選んだ寄付先が約10プログラムほど共有されていました。
3週目:Global Day of Service(グローバル・サービス・デー)
そして3週目は、フィナーレとなる「Global Day of Service(グローバル・サービス・デー)」でのボランティア活動とその準備です。
「グローバル・サービス・デー」は、私たちNew Relic社員一人ひとりにとって重要だと思う社会課題、大切な人々、参加したい支援活動のために、自分の時間と体を使うことができるNew Relic正社員の休暇日です。今年は12月13日(火)(※)、年の瀬と四半期締日が押し迫って少し張り詰めたタイミングでした。
※顧客対応のため一部のGTSチームメンバーは12月6日に開催
グローバルの従業員はそれぞれのローカルオフィスで集まり、各オフィス独自のボランティアプログラムに参加しました。
例えば、農場での労働、介護施設でのサポート、フードドライブの主催、恵まれない環境で暮らす子どもたち向け教育支援のボランティア、キャリア相談、コーディング教室、年長者の方への応援カードづくり、NGO主催のオンラインでのボランティア活動やドッグシェルターでの手伝いなど、数え切れないプログラムに世界中で参加していました(Slackポストも追い切ることは無理な量...)
※追記(2023/1/16):後日まとめられたグローバルレポートによると、この日グローバル21カ国で1,500名を超える New Relic メンバーが50以上のボランティアプログラムに参加したそうです。
日本メンバーが12月13日に参加したボランティア活動(コミュニティへのお返し)も、ごく一部ですがご紹介します!
茅ヶ崎ビーチクリーニング、ご家族とも参加できる自宅周辺の清掃活動。そしてオンラインで参加できるZOONIVERSE(※詳しくはこちらとこちら)。チームで、ご家族と、個人でと様々でしたが皆さん笑顔だったのが印象的でした。
長男の「何でお外にゴミあるんだろうね?落としちゃったのかな?」っていう素直な言葉が胸に刺さりました!
というSlackポストがありました。こんな子どもたちの未来のために今みんなが少しでもアクションすることが大切だなと思わされます。
なお、去年の日本チームの活動を詳しくご紹介している以下もぜひご覧ください。
Day Of Service - ボランティアを通じ社会貢献を考える(2021/12/15付)
ちなみに、今年は日本チームメンバーのほぼ100%がDay of Service活動に参加していました!みんなで一緒に何か小さないいことをして、繋がりを感じられて幸せ気分も2倍です 。
私が気になった海外オフィスのGlobal Day of Serviceアクション2つをご紹介します。
農園のお手伝い(ハイデラバード🇮🇳)
農園での作業、牛の餌やり、畑、湖、果樹園、野菜畑、穀物畑、苗床など農園内の見学、自然、農業、持続可能性、マインドフルネスについての理解など、一日中盛りだくさんの内容!家族も参加可能で、チームビルディングにもなって楽しそうでした。
ダウン症のある人たちとその家族をエンパワーメントする100kmチャレンジ(ダブリン 🇮🇪)
11月23日(水)から12月13日(火)までの21日間で、ウォーキング、ラン、サイクリング、スイムのいずれかの方法で100kmを歩くフィットネスアクションで、最終日の12月13日は、ダブリンのオフィスに集まって最後の5kmを一緒に歩くというもの。このプログラムへの参加でDSiがサービスを提供し続けるために必要な資金調達に貢献することができます。
気軽に少しずつ日常的に
New Relicの社会貢献(Social Impact)活動のフォーカス分野は以下の3つです。
- インパクトのあるテクノロジーを迅速に構築
- 次世代を担う技術者を育成する
- 社員が自分のスキル、時間、リソースを意図して(社会に)共有できるようにする
テクノロジー企業であるNew Relicはテクノロジーの力を信じており、テクノロジーによって社会に役立つアクションや、技術者育成やビジネス教育に貢献できればベストだと考えています。これは、気候変動を抑える環境保全や人権・労働問題などを軽視しているわけではありません。
特に日本チームでは、私たちの日常的な企業活動の中に「社会的意義」があることを、私たち自身が理解して、それを還元できることを推進しています。
12月に限らず普段から、場所やタイミングにとらわれることなく、通年で社会貢献への活動を前向きに促進する仕組みも整っています。入社直後に付与される「VTO」という有給休暇では、ボランティア活動に平日の16時間(2日間)を費やすことができます。それらの活動をNew Relicの従業員ポータル(Benevity ベネヴィティ)で登録すると、年間の額や時間に応じたボランティア・リワードが会社から付与されます。
まとめ
寄付月間でもある12月、New Relicにおける「21 Days of Goodness」や「Global Day of Service」プログラムの全世界での開催は、現代企業に必須である「DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)」カルチャー浸透と実践の優しい意識付けと、それを楽めるきっかけづくり、自発的な継続とがうまく促されているなと感じます。
皆さまの組織でも、自分たちで楽しめるお返しプログラムを考え、作り、アクションすることにトライしてみてはいかがでしょうか?
「社会・コミュニティへのお返し」は、自分の身近にあるちょっと気になってる課題解決のお手伝いや支援を少しでいいから自分でやってみることが第一歩で、それを一緒に楽しめる仲間がいると自然と続けたくなりますよね。
来年の「21 Days of Goodness」までに、参加希望が殺到するようなプログラムの選択肢を1つでも増やせるよう、日本のCSRリーダーを中心にチームで頑張りたいと思います!👐
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