New Relic、SRE AgentとAIによるプラットフォームイノベーションを発表 ―― データ、洞察、アクション間のギャップを解消

インテリジェントな自動化の進化:問題の監視という枠を超え、自律的な解決へ SRE Agentによるワークフォースの補強:定型的な手作業から、高価値な戦略的意思決定へのシフトを支援 次世代のインシデント対応:人間が戦略と主要な意思決定を主導し、AIと緊密に連携してソリューションを検証する先進のアプローチ

2026年 3月 12日

※本リリースは、2026年2月24日(米国現地時間)に米国カリフォルニア州サンフランシスコで発表されたプレスリリースの抄訳版です。

 

デジタルビジネスにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relicは、本日、組織全体でAIの実運用を可能にする一連の新機能を発表しました。これにより、ITチームはトラブル対応の負担から解放され、ビジネスの成長に注力できるようになります。今回発表した「New Relic SRE Agent」は、最先端の決定論的(deterministic)分析ツールと新たなAIOps機能群を基盤とし、次世代の問題トリアージ、変更管理、インシデントライフサイクル管理、およびインテリジェントな根本原因分析(iRCA)を統合した強力なソリューションとして構築されています。これにより、エンジニアはデータノイズを排除し、運用の安定性を高めることが可能になります。

 

プロアクティブなAIチームメイトがもたらすインシデント対応の変革

IDCは、2026年までに新たに5億を超えるアプリケーションが開発されると予測しており、これは過去40年間に開発されたアプリケーションの数に匹敵します。このような開発規模の増大により、ソフトウェアの複雑さが人間の管理能力を上回り、その結果、エンジニアが手動のトラブル対応に費やす時間は全体の33%に上っています(New Relicの「2025年オブザーバビリティ予測レポート」より)。この悪循環を打破するには、組織がAIOpsに移行し、従来のIT運用にインテリジェンスと柔軟な自動化を取り入れる必要があります。しかし、定型的な自動化に伴う限界と厳格なエージェントガバナンスの必要性が妨げとなり、AIOpsへの移行が停滞している企業も依然として多くあります。

 

New Relic SRE Agent:常時稼働し続けるチームメイト

New Relicの「2026 AI Impact Report」によると、New RelicプラットフォームのAI強化型オブザーバビリティ機能を利用するユーザーは、AI機能を利用しないユーザーと比べてインシデント解決時間が25%短縮しました。New Relic SRE Agentは、この効果をさらに強化するものです。エンジニアが通知に応答する前にインシデントを診断し、次のステップを提案する「常時稼働」のAIチームメイトを導入することで、企業の運用を事後対応型から先回り型へと移行することができます。エージェントは、詳細なフルスタック診断を実施する専門家の役割を果たします。生成モデルの柔軟性と推論能力を、因果グラフ、インシデントデータ、パフォーマンスアンチパターンに関する知識、顧客が開発したワークフローなど、洗練された決定論的機能群を通じて得られる「根拠となる正確な事実」と組み合わせます。

 

SREエージェントは、インシデントライフサイクルのインテリジェントなコンテキストエンジンとして機能します。SlackおよびZoomとの連携により、対応担当者はバーチャル会議室からNew Relicに直接クエリを実行できるようになり、SREエージェントは人のコンテキストを取り込み、事実調査、根本原因分析、影響評価、レポート作成の自動化を強力に推進します。ユーザーはインシデントの発生に至るまでの出来事や発生後の出来事までを時系列に沿って一元的に把握できます。その結果、ユーザーへの影響をリアルタイムに測定し、重複するインシデントを特定し、包括的な事後レポートを作成・改善することが可能になります。

 

New Relic SRE Agentは、以下のような新しいインテリジェントオブザーバビリティプラットフォームの機能を活用します。

  • Intelligent RCA(iRCA):今日のオブザーバビリティツールはエンジニアに大量のアラートを通知しますが、「そもそもなぜアラートが発生したのか」という根本的な疑問に対しては、依然としてエンジニアの推測に頼らざるを得ません。iRCAは、エンティティ(各要素)間の接続関係を示すトポロジーグラフを自動的に探索します。確率論的な因果モデルを用いてスコアリングを行い、パスベースのランキングアルゴリズムを適用することで、これまで数時間を要していた問題領域の特定をわずか数秒で完了させます。iRCAを活用することで、SRE Agentは「ノイズとシグナルの切り分け」という最も時間を要する作業を、確度の高い決定論的な手法によって実行可能にします

     
  • Workflow Automation:追加のコーディングを行うことなく、ワークフロー(条件付きロジック、人による承認、外部ツールとの連携といった複数ステップの体系的なプロセス)を作成することで、複雑で反復的な運用作業の自動化を支援するインテリジェントな自動化機能です。DevOpsやSREは、通知のルーティングやデプロイ後の健全性チェックから、EC2インスタンスのリサイズやLambda関数のロールバックなどの複雑なプロセスに至るまで、すべてを自動化することで効率化を実現できます。SRE Agentはワークフローを呼び出せるだけでなく、ワークフローの一部として呼び出すこともできるため、カスタマイズ性と活用の幅がほぼ無限に広がります

 

新たに追加されたAIOps機能で、現時点で利用可能なものは以下のとおりです。

  • Performance Risks Inbox:事後対応型のアプリケーションパフォーマンス監視(APM)を超えて、インシデントやシステム停止の発生原因を示し、迅速な対応を可能にします。低速なSQLクエリ、N+1クエリ、過剰なデータベースクエリなど、アプリケーションの安定性や事業継続を脅かす致命的なコーディングのアンチパターンを事前に検出してグループ化します

     
  • Smart Alerts:AIによって強化された異常検出と動的ベースラインを用いて、複雑な環境全体にわたってアラートノイズを減らし、シグナル品質を向上させる自動アラートエンジンです。信頼性の高い、挙動を踏まえたアラートを提供することで、チームがより迅速に、かつ確信をもって対応できるよう支援します。この機能を活用することで、企業はエージェンティックAIを最大限に活用するための基盤を築き、アラートを確実に自動化してデジタルワークフォースをより効果的に導入できるようになります

 

IDC Europe クラウドオペレーションおよびガバナンスリサーチ担当シニアリサーチディレクター

Archana Venkatraman氏のコメント

「SREチームがコストのかかるダウンタイムを防ぐには、もはやアラートだけでは不十分です。企業には修復の自動化を具体的に支援するAIソリューションが必要です。これにより、エンジニアの手作業を減らし、インシデントをより迅速に解決し、変化の激しい今日の需要に合わせて運用をスケールすることが可能になります。また、本番環境においてAIエージェントの信頼性を確保するには、ガバナンスの整備も重要となります。これらすべてのニーズを満たすには、オブザーバビリティが戦略上の必須要件となります」

 

New Relic 最高製品責任者 Brian Emersonのコメント

「AIは、人間の能力が対処できる規模以上に超えてソフトウェア開発を押し広げており、その結果、ITチームだけでは管理しきれないほどにシステム変更とテレメトリーが急増しています。オブザーバビリティには、単なるデータの可視化だけでなく、データを分析し、人間がより少ない労力で対応できるよう進化することが求められます。私たちは、AIによって強化された高度なオブザーバビリティ関連機能を備えた新たなSRE Agentを通じて、リアルタイムデータに基づくエージェント型のチームメイトをエンジニアに提供し、より迅速かつミスの少ないインシデント解決を支援します。現代に勝利を収めることができるのは、AIの活用によってノイズを減らし、ビジネスアップタイムを最適化できる企業です」

 

提供について

現在、これらの新機能は、New Relic のインテリジェントオブザーバビリティプラットフォームの一部として、顧客向けにプレビュー版として提供されています。Workflow Automationはすでに一般提供されています。

 

■ New Relicのファクトシートやロゴ等は、以下からご確認いただけます。 
https://newrelic.com/jp/about/media-assets

 

■New Relicについて

2008年に創業したNew Relic は、業界におけるリーダーとして、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOps チームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は16,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。

 

 

※New Relic は、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。

 

【このプレスリリースに関するお問合せ先】
New Relic株式会社 マーケティング部 広報担当:佐藤
Email: japan_pr@newrelic.com

共同ピーアール株式会社(New Relic株式会社 広報代行)
E-mail: newrelic-pr@kyodo-pr.co.jp
担当/TEL:児玉(070-4303-7256)、干場(070-4303-7261)、田村(070-4303-7254)、本田(070-4303-7350)

New Relicについて

アプリケーションパフォーマンス監視(APM)が発案されて以来、New Relicは最先端のプラットフォームとしてオブザーバビリティの最前線に立っており、デジタル体験の中断を解消します。adidas Runtastic、Domino’s、Ryanair、Topgolf、William Hillといった世界中の企業がNew Relicを利用して、より優れたデジタル体験を創造し、収益を最適化し、イノベーションをリードしています。 www.newrelic.com.

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