New Relic、新機能「Mobile Session Replay」を発表
ネットショッピングなどにおけるスマートフォン上の画面操作を動画再生のようにプレイバックでき、ユーザー体験の最適化を実現
デジタルビジネスにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都中央区、以下「New Relic」)は、新機能「New Relic Mobile Session Replay」を発表しました。Mobile Session Replayでは、スマートフォン上でユーザーが実際に行った画面操作を、動画を再生するようにプレイバックすることができ、これによって問題を再現し、解決を迅速化するための重要なコンテキストをエンジニアに提供します。本機能によりエンジニアは、ユーザーがアプリケーションをどのように使用しているかをより深く理解し、ユーザーのデジタル体験を最適化できます。
ユーザーの画面操作を安全にプレイバックし、問題解決とより良い体験へつなげるMobile Session Replay
New Relicが2025年12月18日に発表した「国内ネットショッピングに関するアンケート」の調査結果では、ネットショッピングの利用者の多くは、高品質なサービスや体験を求める一方、遅延やエラーなどのトラブル発生時には、フィードバックを行うことなくサービスの利用を中止(63.4%)したり、他のサービスの利用にシフト(43.2%)したりしている実態が明らかになりました。また、約4分の3(75.5%)が、トラブル体験によってブランドの信頼度が低下し、その後の購入意欲にも影響を及ぼすと回答するなど、購買体験の不具合が、ECビジネスに大きな影響を与えることが判明しました。さらに、調査対象者(日本全国の18歳以上で、ネットショッピングを2~3カ月に1回以上利用し、ウェブサイトやアプリの遅延、エラーなどのトラブル経験がある1,052名)のうち、普段利用するネットショッピングについては「スマートフォンなどのアプリ(84.2%)」との回答が多く、「パソコン(PC)、ブラウザ版(35.6%)」を大きく引き離す結果となっており、ネットショッピングの中でもモバイルにおける購買体験の重要性が明らかとなっています。
New Relicは、小売業のお客様向けに、eコマースにおける重要な課題に直接対処する機能を提供することに注力し、摩擦がなく、信頼性が高く、魅力的な体験を実現するデジタル エクスペリエンス モニタリング(DEM)関連機能を提供しています。すでに一般提供しているNew Relic Browser Session Replay(ブラウザ操作のセッションリプレイ機能)に加え、このたびのMobile Session Replayによりこの機能をモバイル領域へ拡張しました。
ユーザーの行動を把握する最良の方法は、実際にその様子を見ることです。Mobile Session Replayでは、スマートフォン上のEC体験などにおける画像の読み込み遅延、チェックアウトボタンの不具合、決済ゲートウェイエラーなど、各種エラーの発生前にユーザーが実際に見た画面と行った操作を、単なるログの表示にとどまらず、視覚的に再現できます。これにより、エンジニアは問題を正確に把握し、効率的に原因を特定、解決し、ROI(投資収益率)を拡大できます。また、データプライバシーとコンプライアンス対策機能があらかじめ組み込まれているため、ユーザーインタラクション分析の際にも、個人を特定できる情報(PII)を安全で保護された状態に保つことができます。
主なメリットと機能は、以下の通りです。
- ユーザー体験の再生と改善:ユーザーの画面操作を動画のようにリプレイすることで、ユーザージャーニーにおけるボトルネックとペインポイントを迅速に特定
- コードレベルの問題を修正:高精度のトレースとエラーの詳細に基づき、パフォーマンスの問題の根本原因であるコードを正確に特定
- コンテキストを理解:システム環境全体のユーザーの行動をコードレベルのテレメトリデータと共に分析し、フロントエンドユーザーの行動とその根底にある要因を把握
- ユーザープライバシーの保護:データプライバシーとコンプライアンス対策機能により個人情報などをマスキング、データのプライバシーを守りユーザーを保護
提供について
Mobile Session Replayはパブリックプレビューとして、New Relicのインテリジェントオブザーバビリティプラットフォームの一部として利用できます。
■ New Relicのファクトシートやロゴ等は、以下からご確認いただけます。
https://newrelic.com/jp/about/media-assets
■New Relicについて
2008年に創業したNew Relic は、業界におけるリーダーとして、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOps チームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は16,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。
※New Relic は、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。
【このプレスリリースに関するお問合せ先】
New Relic株式会社 マーケティング部 広報担当:佐藤
Email: japan_pr@newrelic.com
共同ピーアール株式会社(New Relic株式会社 広報代行)
E-mail: newrelic-pr@kyodo-pr.co.jp
担当/TEL:児玉(070-4303-7256)、干場(070-4303-7261)、田村(070-4303-7254)、本田(070-4303-7350)
New Relicについて
アプリケーションパフォーマンス監視(APM)が発案されて以来、New Relicは最先端のプラットフォームとしてオブザーバビリティの最前線に立っており、デジタル体験の中断を解消します。adidas Runtastic、Domino’s、GoTo Group、Ryanair、Topgolf、William Hillといった世界中の企業がNew Relicを利用して、より優れたデジタル体験を創造し、収益を最適化し、イノベーションをリードしています。 www.newrelic.com.