GMOペイメントゲートウェイ、刷新した「PGマルチペイメントサービス」にNew Relicを導入。顧客信頼をさらに高めるパフォーマンス問題ゼロの実現を目指す。
性能問題解決時間50%以上短縮、インシデント予兆検知を目指す
デジタルビジネスに可観測性プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:小西真一朗)は、GMOペイメントゲートウェイ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 相浦一成)がアーキテクチャを刷新した決済サービス「PGマルチペイメントサービス」に可観測性[1]プラットフォームNew Relicを導入したことを発表します。
これにより同社では、刷新前と比較して5倍に増強した同サービスのアプリケーション処理性能をプロアクティブに監視、高可用性を実現。性能に関する問題が生じた際の解決時間を50%以上短縮し、性能関連のインシデント・ゼロを目指します。また、営業や「HDI五つ星認証プログラム」 [2]にて最高の五つ星評価を得ているカスタマーサポート向けに、「PGマルチペイメントサービス」のサービス稼働状況を知らせるダッシュボードの導入も検討しています。
GMOペイメントゲートウェイの挑戦と課題
消費者におけるネットショッピングの機会増加に伴い、GMOペイメントゲートウェイが決済処理する取引量は年間4兆円を超えています。そのため同社では2019年6月に、5年先の取引量に耐えられるマイクロサービスアーキテクチャへと刷新し、アプリケーションレベルから構築し直しました。システムとしての可用性と拡張性は大きく向上する一方で、顧客信頼を高めるため、決済サービスに関わる外部API接続を含むサービス全体の性能可視化を必要としていました。
New Relicの導入と想定効果
そこでGMOペイメントゲートウェイはNew Relicの導入を決定。同社は、サーバーサイドのサービスモニタリングを行うNew Relic APM、New Relic Infrastructure、加えて外形監視を行うNew Relic Syntheticsの3製品を利用、2019年12月には本番環境への導入を完了させました。
New Relic はサーバーサイドアプリケーションの統合的な監視と連携する決済APIのパフォーマンスを分散トレーシングで追跡、アプリケーションコード内の問題箇所の特定、メモリ、データベースコネクション、バッチ、管理画面の性能などの監視を可能にしました。
この取り組みを通してGMOペイメントゲートウェイは、アプリケーション性能に関する問題解決時間の50%以上の短縮、性能関連のインシデント・ゼロを目指す体制準備が可能になりました。加えて加盟店向けのテクニカルサポートや営業向けに、「PGマルチペイメントサービス」のサービス稼働状況を知らせるダッシュボードの提供も計画しています。
New Relic株式会社からのコメント
New Relic株式会社 代表取締役 小西真一朗は次のように語りました。
「キャッシュレス決済への変革が進む中、日本の決済サービス提供企業として大きな成長を遂げられているGMOペイメントゲートウェイ様の中核事業を支援できること大変光栄に思います。決済業界において信頼性とは最も重要視される価値観であり、New Relic はGMOペイメントゲートウェイ様のデジタルビジネスにおける信頼性の向上と顧客信頼の獲得を支援してまいります。」
New Relicについて
2008年に創業したNew Relic は、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「可観測性プラットフォーム」を提供しています。New Relicの可観測性プラットフォームは、デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャーだけでなく、ユーザ側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOpsチームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。グローバルでは、AirBnBやGitHub、Major League Baseballなど1万7000社、ならびにFortune 100企業の過半数で導入されています。日本でもパイオニア様やコマツ様をはじめ、すでに数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New RelicがFortune 100企業の過半数から支持されている理由は、newrelic.co.jpをご覧ください。
このプレスリリースに関するお問合せ先
New Relic株式会社
七戸 駿
TEL:03-4577-9065
Email: japan_marketing@newrelic.com
株式会社井之上パブリックリレーションズ
NewRelic担当:横田、妹尾
TEL:03-5269-2301
Email:newrelic@inoue-pr.com
将来予想に関する記述
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[1]可観測性(Observability、オブザーバビリティ)とはシステムの性質を表す言葉であり、システムの運用上必要なログ、メトリクス、プロファイルと行った情報をリアルタイムに取得できる状態にあることをさします。
[2]HDI格付けベンチマーク: https://www.hdi-japan.com/hdi/Bench/about_Bench.asp
New Relicについて
アプリケーションパフォーマンス監視(APM)が発案されて以来、New Relicは最先端のプラットフォームとしてオブザーバビリティの最前線に立っており、デジタル体験の中断を解消します。adidas Runtastic、米国赤十字社、Domino’s、GoTo Group、Ryanair、Topgolf、William Hillといった世界中の企業がNew Relicを利用して、より優れたデジタル体験を創造し、収益を最適化し、イノベーションをリードしています。 www.newrelic.com.