New Relicでは日々各種機能のアップデートをしてリリースノート等でアナウンスしていますが、本ブログでは最近のアップデートをご紹介します。

今回は2024年6月分のアップデートを抜粋してご紹介します。

[Logs] New Relic AI でログ解析ルールを簡単に作成

New Relic AIがログの解析ルールを自動作成することで、正規表現やGrokルールの記述が不要となり、ログ解析ルール作成の工数削減が可能となりました。また、作成したルールの解説もしてくれるので、自動作成したルールや他者が作った既存ルールを簡単に理解することができます。

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[Logs] 複数行にまたがるログを一つのログとして 取り込み可能に

これまで、複数行のログは1行毎に取り込まれていましたが、複数行のログを一つのログとして取り込むことができるようになりました。スタックトレースなど複数行のログを簡単なセットアップで一つのログとして取り込み、より効率よく分析できるようになります。


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[Infrastructure] On-host Integration の情報だけを記録

Infrastructure エージェントがCPUやMemoryなどのホストのメトリクスの送信を除外して、On-host Integrationの情報だけを送ることができるようになりました。On-host Integrationのデータのみ取得できれば良いケースで、必要なデータのみ送ることができます。

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[UI/UX] 条件で絞り込んだEntityやIssueの一覧表示を保存可能に

EntityやIssueの一覧でフィルターした条件をSave Viewで保存できるようになりました。よく使うフィルター条件を呼び出し、特定の時間のIssueを確認したり、アプリを言語毎に表示するなど、迅速に確認や把握ができるようになります。

[Serverless] .NETのAWS Lambdaの監視をサポート

.NETのAWS Lambda 関数にLambda Layerでエージェントをインストールすることで、コードの変更が不要でLambda 関数のすべての呼び出しを観測し、パフォーマンス劣化やエラーの発生状況を把握できるようになりました。また、分散トレーシングによってLambda 関数の呼び出しを含め、ボトルネックやエラーの原因箇所を迅速に特定できるようになります。

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