最近の更新について: デジタル顧客体験の計測ソリューション

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New Relicでは、デジタル顧客体験に関するのプロダクト(New Relic Browser, New Relic Mobile, New Relic Synthetics)についても日々アップデートを続けています。最近の更新についてまとめた記事「Roundup: Recent Improvements to Digital Experience Monitoring Solutions」を紹介します。


New Relicを使っているソフトウェア・エンジニアリングチームは、ウェブサイトやモバイルアプリ、重要なユーザエンドポイントを測定することによって、効率や最適化、パフォーマンスに情熱を注げるようになります。その結果、多くのご要望がNew Relicに寄せられています。

環境がの変化が激しい現在では、すでに使っている技術やツール、プロセスのシームレスな統合が求められます。一部のリクエストではエンドユーザのデータを収集しているため、一般データ保護規則(GDPR)のような規制に準拠する必要があります。また、KubernetesReact Nativeなどの技術基盤上で動くシステムの、エンドポイントから見た稼働時間をやその他のパフォーマンスを計測する必要が出てきています。

皆さまからご要望を反映し、ユーザデータの取扱い、エンドポイント監視、モバイルアプリケーションに関するアップデートがありますので、ご紹介いたします。

New Relic BrowserでCookieの収集を有効/無効にする

お客様の拠点がヨーロッパ、またはオンラインでエンドユーザーデータを追跡するためのコンプライアンスが必要な地域の場合、New Relic BrowserでCookieの利用と収集の有効/無効を設定できるようになりました。

Cookieはユーザーの操作を追跡できるため、一部の地域では規制の対象となっています。ヨーロッパのプライバシーおよび電子通信規制(PECR)とGDPRでは、ウェブサイトで動作するCookieの機能を詳しく説明し、Cookieを使う前にユーザーの同意を求める必要があります。米国においては、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)では企業に同意を求める必要はありませんが、収集したデータをどのように扱うかを開示する必要があります。

New Relic Browserユーザーは、Cookieの利用をオンまたはオフに切り替えて、デフォルトでCookieを収集するかどうかを設定できるようになりました。これにより、ユーザーデータを収集するときにブラウザーユーザーのコンプライアンスが保証されます。

詳細については、ドキュメントページ「ブラウザで使用されるNew Relic Cookie」をご参照ください。

New Relic Browserエージェントが集めたノイズの多いデータや機密データを破棄します

データの削除により、取り込み時にデータを削除して、New Relic Database(NRDB)に保存されないようにすることができます。データ型全体またはサブセットを削除したり、特定のアトリビュートを削除したりできます。これにより:

  • コストをより効果的に管理し、価値が低いと思われるデータの削除を選択する
  • クレジットカード情報、社会保障番号、その他の個人を特定できる情報(PII)などの機密データをより適切に処理する

というようなことができるようになります。

詳しくは、ブログ記事「Manage Costs and Sensitive Data: How to Drop Data in New Relic」をご覧ください。

Kubernetes環境からSyntheticsのモニタリングをデプロイする

以前似お伝えした通り、Kubernetes環境からSyntheticのプライベートロケーションを自動的にデプロイきるようになっています。今後は、Syntheticsのテストシナリオを手動でデプロイする必要がなくなり、従業員向けのアプリケーション、サービス、API、およびファイアウォールの背後にある重要なエンドポイントの稼働時間とパフォーマンスを簡単に監視できます。Kubernetesを使用してビルドとスケーリングを高速化している場合、継続的に改善を提供しながら、簡単かつ自動的に模擬テストを組み合わせてカバレッジを確保できます。

以前から、コンテナ化されたプライベートミニオンリリースして、社内向けアプリケーションのようなファイアウォールの内側にあるサービスをテストするときに、可用性を計測・監視できるようになっています。


New Relicでは、Kubernetes環境にプライベートミニオンを追加できるようになりました。

さらに最近のアップデートで、どんな場所にいても、また、どんなシステムをつかっていても、ビルドやデプロイのプロセスを自動化して管理できるようになりました。簡単に自動化が実現できるようになり、重要なエンドポイントが確実に動いているか、需要の変化にシステムのスケールが追従できているかなどが確認しやすくなっています。設定方法などはこのブログ記事をご覧ください

稼働時間とパフォーマンスを監視するグローバルロケーションをさらに増やしました

New Relic Syntheticsでは、重要なエンドポイントの稼働時間とパフォーマンスを測定するために、様々な地域からリクエストを送ることができます。少し前にはストックホルム、香港、マナマを追加しています。そして6月2日には、南アフリカのケープタウンとイタリアのミラノが利用可能になりました。

これにより、ユーザートラフィックをプロアクティブにシミュレートして、エンドユーザーや顧客により近い場所から、稼働時間とパフォーマンスを測定できるようになります。New Relic Syntheticsは、サービス、URL、APIエンドポイントの稼働時間とSLAを簡単にトラッキングすることができます。ページやページ内でつかっているリソース、サードパーティコンポーネントの読み込みにかかる速度などのパフォーマンスデータを提供します。

React Nativeアプリケーションのパフォーマンスを最適化する

React Nativeをお使いの方は、オープンベータ版のReact Nativeエージェントをお試しください。テスト環境でのアプリケーションを計測してパフォーマンスを最適化し、高速かつ安定した信頼性の高いReact Nativeアプリケーションの開発を目指しましょう。

これまで、New Relic Mobile APMはネイティブフレームワーク(iOSおよびAndroid)用に対応となっていたため、React Native開発者に機会はありませんでした。2020年3月の時点で、React Native開発者はオープンベータ版のReact Nativeエージェントをつかって、本番稼働前のアプリケーションを監視し、安定した高速で信頼性の高いReact Nativeアプリのパフォーマンスを最適化できます。

このベータ版について皆さまから素晴らしいフィードバックを頂いています。オープンベータの詳細を読んで今すぐお試しください