今日のデジタル世界において、ウェブサイトのパフォーマンス向上は開発者やプロダクトマネージャーにとって最優先事項です。しかし、問題の根本原因を特定するのは依然として困難で時間のかかる作業です。チームは、ウェブサイトのLargest Contentful Paint(LCP)が遅い理由や、Interaction to Next Paint(INP)が高い理由を理解するために、かなりの時間を費やしています。New Relicは、Core Web Vitals(CWV)とセッションリプレイを直接連携させることで、この作業をより簡単かつ効率的に行う取り組みを続けています。このインテグレーションにより、Largest Contentful Paint(LCP)やInteraction to Next Paint(INP)などの主要なパフォーマンスメトリクスがリプレイタイムラインに直接表示され、追加のコンテキストが提供されます。開発者は、ユーザーセッション中にパフォーマンスのボトルネックがいつどこで発生したかを正確に把握し、それをユーザーの不満と関連付けて分析できるようになります。これにより、手作業によるログの精査や推測から抜け出し、ユーザーが実際にどのような体験をしているかを正確に把握し、より迅速にトラブルシューティングができるようになります。
根本原因をより迅速に究明
新しいインテグレーションにより、CWVダッシュボードにセッションリプレイ列が追加され、この作業が簡素化されます。特定のパフォーマンス問題に関連するセッションリプレイの数を、地域、デバイスの種類、ページURLなど、さまざまなディメンションで確認できるようになります。利用可能なセッションリプレイの数をクリックすると、パフォーマンス問題に直接影響されるユーザーセッションの、事前にフィルタリングされたリストが表示されます。このシステムは、最も重要なCWVに関する問題のあるセッションをインテリジェントに優先順位付けし、調査の開始点を明確にします。このワークフローには、いくつかの重要なメリットがあります。
- 根本原因の迅速な特定:パフォーマンス問題の原因を迅速に特定し、解決することで、ユーザーエンゲージメントを維持します
- 顧客に影響する問題の優先順位付け:ユーザーにとって最も重要な問題を修正することで、デジタルエクスペリエンスを向上させ、顧客離れを減らします
- 可視化、根本的に修正:実際のユーザーセッションを監視して、パフォーマンス問題の影響を理解し、全体的なユーザー体験を向上させます
この機能は、Browserエージェントのインストールとセッションリプレイの両方を有効にしているすべてのNew Relicユーザーにご利用いただけます。さらに多くのデータが必要な場合は、Browserエージェントの設定でサンプリングレートを上げるだけで済みます。今回のアップデートでは、根本原因の特定と解決を迅速化し、お客様の問題解決を容易にすることで、より優れたユーザー体験の実現をさらに強化しています。詳細はこちらをご覧ください。
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