開発者の生産性と体験に影響を与えている根本的な課題は明確です。Stack Overflowの2025 Developer Surveyによると、約半数(45%)の開発者が、コードの作成よりもAIから生成されたコードのデバッグに多くの時間を費やしています。さらに、コンテキストの切り替えや手作業でのトラブルシューティングが常態化し、多大な時間損失を引き起こしています。New Relicのインテリジェントオブザーバビリティプラットフォームは、分散したシステムやパフォーマンスデータを統合し、重要なコンテキストを提供するとともに、実用的な洞察を導き出すことで、こうした問題に対処します。

エージェンティックAIは広く普及しているものの、依然として期待したような開発者の生産性向上は見られません。AIの潜在能力を最大限に引き出すためには、開発チームが日常的に使用するツールにインテリジェントなオブザーバビリティを取り入れることが求められます。New RelicはGitHubと密接に連携し、テクノロジー・エコシステム全体に真の「オープンなインテリジェンス・システム」をもたらすというビジョンの実現に向けて取り組んでいます。

これはインテリジェントなオブザーバビリティのインサイトを開発者のワークフローに初めて取り入れた、5月の「GitHub Copilot向けNew Relicインテグレーション」についての発表をさらに発展させたものです。本日、私たちはその統合を拡張し、さらに進化した機能を提供します。

今回のパートナーシップの強化により、GitHub Universe 2025において、開発者の生産性と体験を向上させるGitHubとの3つの新たなインテグレーションを発表できることを嬉しく思います。これらのイノベーションは、脆弱性の修復を自動化する新しいAIインテグレーションを中核として、インテリジェントなオブザーバビリティのインサイトを開発者のワークフローに直接提供します。その結果、あなたのチームは自動化によって開発を加速し、ダウンタイムを減らし、ワークフローを簡素化できるようになります。

GitHub Copilotによるセキュリティ修復の自動化

アプリケーションセキュリティは、多くの場合、分散したデータ、膨大な脆弱性チケット、終わりのないコンテキスト切り替えが絡み合う複雑な領域です。GitHub Copilot向けのNew Relic Security RXインテグレーションは、GitHubとNew Relic間でソフトウェア脆弱性を自動的に相関し、ランタイムコンテキストを付与した上で、GitHub Copilot内で修復を実行します。このインテグレーションにより、実際の脅威とノイズの切り分けが可能になり、手作業での調査を不要にし、本番環境の問題をリアルタイムに優先付けることができます。このエージェント連携を通じて、明確な修復計画が作成され、影響の詳細、テスト・検証手順、受け入れ基準を含むGithub Issueが自動生成されます。その後、Copilotがすべての必要なコンテキストを含むプルリクエスト(PR)を生成し、ビルド時とランタイムの洞察をつなぎ、迅速な解決と明確なセキュリティ体制を実現します。

デプロイ時におけるオブザーバビリティ計装のブラインドスポットを排除

開発者は適切なオブザーバビリティ計装なしにサービスを導入することが多く、その結果、本番環境で初めて表面化する問題が生まれます。New Relicの新しいオブザーバビリティ計装向けエージェント連携は、GitHub Copilotを強化し、より包括的なソリューション構築を可能にします。このソリューションは、GitHub Copilotを活用してプルリクエスト(PR)内で完全なカバレッジを実装し、導入時における計装の欠落を自動的に検出して解消します。開発者は、単に動作するだけのコードだけではなく、アプリケーションパフォーマンスモニタリング(APM)、ビジネスロジック用のカスタムアトリビュート、New Relicと変更追跡機能を連携させるためのGitHub Action、さらにはフロントエンドを可視化するBrowserエージェントを備えた、完成されたサービスを受け取ります。

サービスオーナーシップの醸成とベストプラクティスの適用を加速する主要データのインポート

New Relic Service Architecture IntelligenceとGitHubのインテグレーションにより、Teams、Catalogs、Scorecards上での主要データのインポートが容易になります。GitHubから、チーム、チームメンバー、リポジトリ、オーナー、プルリクエスト(PR)メタデータに関する重要なデータをNew Relicに直接インポートできるようになりました。これにより、Teams、Scorecards、Catalogs、その他のNew Relicプラットフォームの機能に関する設定作業時間が大幅に短縮され、サービスオーナーシップ の醸成やベストプラクティスの適用を加速させることができます。

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