国内最大の移動通信事業者であるNTTドコモは、デジタルトランスフォーメーション(DX)への果敢なチャレンジと、数多くのデジタルサービスを成功させた企業としても広く知られている。移動通信事業で44%超というシェアを持ちながら、変革を急ぐ同社がいま注力しているのは「スマートライフ領域」。動画・音楽・電子書籍などのコンテンツ・ライフスタイルサービス、金融・決済サービスなどからなるこの領域は、同社のビジネス全体の2割以上を占めるまでに成長している。サービスデザイン部 第一クラウド推進担当 担当課長の加藤雅俊氏は、成長を続けるスマートライフ事業を次のように紹介する。
「dマーケットから利用できるショッピングやエンターテインメント、ライフサポート、ヘルスケア関連のコンテンツサービスは20種を超え、これらを含めてドコモの提供するB2Cサービスはおよそ50種以上に達します。『スマートライフ領域の更なる成長』は変革を加速させるための重点戦略のひとつ。私たちはサービス拡充に向けて開発体制の強化を進めています」