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本ブログは「Reclaim Control of Your Cloud Budget with New Relic’s Cloud Cost Intelligence」の日本語抄訳です。
昨今のクラウド環境の運用コストは、特にエンジニアリングチームと財務チームの間で利用状況やコストに対する意識が統一されていない場合、知らず知らずに膨れ上がる可能性があります。そのような課題を感じる皆様に向けて、New RelicのCloud Cost Intelligence(CCI)が近日中に利用可能になることをお知らせします。
CCIは、DevOps、FinOps、プラットフォームエンジニアリングの各チームに対し、マルチクラウドとKubernetes環境全体のクラウド費用をリアルタイムで可視化するように設計されています。これにより、別々のツールやスプレッドシートを行き来することなく、コストの分析、異常の検出、ビジネス成果とコストの調整を行うことができます。まさに、New Relicプラットフォーム内で直接実行できる、「オブザーバビリティ駆動型のFinOps」です。
コストを意識したエンジニアリングでオブザーバビリティを向上
Cloud Cost Intelligenceでは、ツールを切り替えたり、遅れて届く古い請求レポートに頼ったりすることなく、クラウドコストに関する洞察と運用上のテレメトリーデータを連携させることができます。
- 大規模な完全可視性とコスト最適化:ダッシュボード(償却、ブレンド、非ブレンド、オンデマンドコストを表示)により、クラウドコンピューティングプラットフォームとKubernetesの費用をリアルタイムで可視化します。CCIでは、テレメトリーデータをビジネスユニット、アプリ、環境にマッピングし、コストの異常値、十分に活用されていないリソース、使用状況の傾向をハイライト表示して、ユーザーは即座に対策を講じることができます
- リアルタイムのコスト見積もり:もう請求レポートを待つ必要はもうありません。CCIはテレメトリーと過去のデータを使用して最新のコスト見積もりを提供するため、エンジニアリングチームと財務チームは、1~2日のタイムラグに悩まされることなく、コストへの影響を瞬時に把握できます。
- カスタマイズ可能なフィルターによる実用的な洞察:チーム、アプリケーション、リージョン、サービスごとにドリルダウンし、ビジネスのあらゆる切り口におけるコスト傾向を把握できます。CCIは、クラウドの使用状況を戦略目標に合わせて調整し、組織全員でクラウドコストについての「共通言語」を持つことを可能にします
- 予算の定義:ビジネスとテクノロジーのあらゆる側面にわたる包括的なコスト予算を作成することで、財務ガバナンスの民主化を実現します。また、プロアクティブなアラート機能により、支出超過を未然に防ぎ、予算内でのクラウド運用を支援します
- NRQLのパワーを活用:柔軟で堅牢なNRQLクエリ言語で費用データに関する詳細な洞察を取得し、ニーズに合わせてカスタマイズしたカスタムビューとダッシュボードを作成します。通知ワークフローとシームレスに連携して、コストの急増を自動検出して対応します
- スマートなコスト配分:高度なルールベースエンジンを通じて、クラウドリソースタグとKubernetesラベルを使用してコストをインテリジェントに配分します。これにより、組織に最も大きなインパクトを及ぼす支出課題に重点的に取り組めます
はじめるには
アカウントでCCIを有効にすると、New RelicのCloud Cost Intelligenceタブからサマリーのダッシュボードにアクセスできます。以下のウィジェットもご利用いただけます。
- Total cost
- Top 5 cost variances
- Cost spread by region
- Key Insights
- Amortized vs. blended costs
詳細なドキュメントはこちら:Cloud Cost Intelligenceドキュメント
次のステップ
Cloud Cost Intelligenceは近日中に利用可能となります。いち早くお試しください。
→ New RelicプラットフォームでCloud Cost Intelligenceを詳しく見る
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本ブログに掲載されている見解は著者に所属するものであり、必ずしも New Relic 株式会社の公式見解であるわけではありません。また、本ブログには、外部サイトにアクセスするリンクが含まれる場合があります。それらリンク先の内容について、New Relic がいかなる保証も提供することはありません。