オブザーバビリティの世界にとって画期的な日の到来です。業界初の生成AIオブザーバビリティアシスタント、New Relic Grokが登場しました。
オブザーバビリティをすべてのユーザーに解放
今やオブザーバビリティは、New Relic Grokに「ブラウザアプリの何が問題なのか?」*1と尋ねるだけで簡単に実現できるようになりました。
OpenAIのマルチモーダルな大規模言語モデル(LLMs)とNew Relicの統合テレメトリデータプラットフォームを組み合わせることにより、質問をそのまま投げかけるだけで、システムの状態に関する深いインサイトが得られます。New Relicプラットフォーム内で、使い慣れたチャットインターフェースを使用してNew Relic Grokに質問してみてください。詳細な分析と根本原因に関する洞インサイト、さらに修正の提案が返ってきます。
開発者からオペレーション、セキュリティ、プロダクト、サポート、そしてQAチームに至るまで、すべてのエンジニアが経験の有無に関わらずオブザーバビリティのプロとなり、問題をより迅速に解決し、稼働停止を減らし、開発速度とイノベーションを加速できるようになります。
Grokを始める準備はできていますか?早期アクセスをリクエストしましょう。
データの山をGrokする
ソフトウェアの開発と保守に何らかの形で携わっているなら、シグナルとノイズを区別するのがいかに難しいかご存知だと思います。ありとあらゆるダッシュボードやドキュメンテーション、ランブック、アラート、異常、ログ、トレースなどの間を行ったり来たりし、膨大な量のデータから明確な重要ポイントを見つけるのは容易ではありません。それもまず第一に、正しい対象を監視できていればの話です。
オブザーバビリティが数少ないシニアなエンジニアのみに限定されがちなのも、無理はありません。
しかし、頭脳明晰なアシスタントに、データの選別や根本原因の特定、コードレベルのエラー修正、スタックの一部の計装(インストゥルメンテーション)、あるいはクエリの記述と実行そのものを頼むだけでオブザーバビリティが得られる状態になる状況を想像してみてください。
これこそ、New Relic Grokの目指すことです。データの山を、実用的なインサイトへと即座に変換してくれるのです。
生成AIには統合されたデータが必要
生成AI(Generative AI)によるすべてのソリューションと同様、New Relic Grokはより多くのデータを得ることで改善しその威力を向上させます。また、データが1箇所に集約されていると、より効率的に有意義なインサイトを提供し、学習速度が速まります。その集約された場所が、New Relicのオールインワン・オブザーバビリティプラットフォームです。データやコンテキスト、ツール、そしてチームをひとつのまとまったエクスペリエンスへと統合します。
OpenAIのLLMsを、幅広い統合テレメトリデータプラットフォームと組み合わせることで、より高品質なAIレスポンスとAIの迅速な学習が実現します。さらに、New Relic Grokは、あらゆる相関的性能による洞察を生み出す単一の統合されたデータベースにより、さまざまな角度から問題にアプローチすることが可能です。
New Relic Grokを使用する
根本原因は何かと尋ねるだけ
New Relic Grokは、「なぜショッピングカートサービスが遅延しているのか?」「直近のサーバー更新はアプリにどんな影響を及ぼしたのか?」*1など、複雑なものを含め、思い浮かぶあらゆる質問を受け付け、ソフトウェアスタック全体にわたるテレメトリとコンテキストを分析し、根本的な原因と解決の手順を提案します。
コード内で直に問題をデバッグする
New Relic Grokは、CodeStreamとErrors Inboxを使用して、コードレベルのエラーをIDE内で自動的に検出します。さらに、ボタンのクリック1つで適用できる修正の提案もできます。
プロ同様の計装と管理
New Relic Grokにより、すべてのエンジニアチームが成熟したオブザーバビリティのプラクティスを構築し、維持できるようになります。サービスの計装(インストゥルメンテーション)と追加で設定が推奨されるアラートを特定し、計装のギャップを埋めるのをサポートします。直近のデプロイに関する効果の手動チェックや、アカウント管理、ユーザーアクセスの設定といった煩雑なITの日常業務は、もはや不要です。
翻訳とコラボレーション
OpenAIのLLMsにより、New Relic Grokは人間の言葉をクエリに翻訳することも、その逆の操作も可能です。正しいクエリ構文を構築するという手間なくクエリを行い、キュレーションされたUIとダッシュボードを使用した複雑なクエリを、経営陣を含めエンジニア以外の誰もが理解できる平易な言語へと翻訳することができるようになりました。😉Open AIのLLMsは50以上の言語をサポートするため、New Relic Grokも同様の言語*2を扱うことができます。
AIジャーニーを続ける
New Relic Grokは、New Relicの業界初MLOps向け「OpenAIオブザーバビリティ」に続いて発表されました。この機械学習オペレーション(MLOps)性能により、エンジニアリングチームは、OpenAIが提供するGPTシリーズのAPIで構築されたアプリケーションを監視できるようになります。この試みは、まだ始まったばかりです。
New Relicは、今後も生成AIを駆使した性能を拡大していきます。顧客が問題の原因により迅速にたどりつき、機械学習モデルを予測的分析に使用して、彼ら自身のAI実装を最適化していくのをいかに支援していけるかを念頭にこの取り組みを進め、オブザーバビリティ全般をより活用しやすいものへと進化させていきます。New Relic Grokは、このジャーニーにおける重大なマイルストーンとなります。この道のりを進み、繰り返し、さらに変革していく上で、学ぶべきことはまだ多くあります。
New Relic Grokを世界に向けて紹介できたことを非常に喜ばしく思います。New Relic は、完璧なソフトウェアを生み出すことを目指すあらゆる人のジャーニーにおいて、オブザーバビリティを必要不可欠な要素へと変革するという探求の過程にあります。次の成果をお見せできる機会を心待ちにしています。
*1 リミテッドプレビュー時点では英語での入出力のみ対応。
*2 New Relic Grok機能の一般提供開始時の対応予定数(日本語を含む)
次のステップ
- Ready to grok? 早期アクセスをリクエストしましょう。
- New Relicのフルアクセスユーザーアカウントにまだ登録していませんか?無料アカウントを作成すると、100GB/月の無料データ取り込みと、APM、インフラストラクチャ監視、ログ管理、カスタムダッシュボード、Errors Inbox、トレーシング、Change Tracking (変更追跡機能)、その他の主要ツールを含むNew Relicプラットフォームの30以上の機能へのアクセスが得られます。
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将来予想に関する記述
本ブログ記事には、連邦証券法に規定されている「将来予想に関する」記述が含まれます。これには、New Relic Grokの可用性とその機能に関する記述、これに関連して予想されるあらゆる効果、結果、および今後の機会が含まれますが、これらに限定されません。この将来予測に関する記述の中で言及される物事の達成度または成功度は、現時点における当社の予測、見込、判断に基づくものです。そのため重大なリスク、不確実性、憶測を含み、状況の変化に応じて将来予測に関する記述の中で言及または示唆される内容と、実際の成績、パフォーマンス、達成度が大きく異なる場合があります。当社の財務成績など各種成績に影響を及ぼし得る要因や、本報道記事に含まれる将来予測に関する記述の詳細な情報は、当社の最新版四半期報告書(主に「リスク要因」と「財政状態および経営成績に関する経営者による説明と分析」の部分)など、当社が証券取引委員会と随時作成中の文書をご確認ください。こちらの文書のコピーをご希望の方は、当社の投資家様向けウェブサイト(http://ir.newrelic.com)または証券取引委員会のウェブサイト(www.sec.gov)をご確認ください。当社は法律により求められる場合を除き、将来予想に関する記述を更新する義務も方針もいっさい有しておりません。