New RelicのErrors InboxにSlackとAPMを統合する

所要時間:約 9分

エラー追跡ソフトウェアは、開発者が類似するエラーをグループ化して分析とトリアージを容易にすることによりコード内のエラーをより迅速に解決するのに役立ちます。ただし、エラー追跡ツールは多くの場合、スタンドアロン型のソリューションであり、問題のトラブルシューティングを行ってチームメンバーと情報を共有するため、複数のアプリを切り替える必要があります。開発者がアプリを切り替えると、エラーコンテキストも失われます。そのためエラーの選別が困難になり、解決プロセスの実行が遅れます。

幸いにも、New Relic Errors Inboxを使用すると、New Relic Oneが提供するエラー追跡と豊富なコンテキストを活用しながら、既に使用しているツールを統合できます。New Relic OneのAPM UIの中でグループ化されたエラーを選別し、SlackをErrors Inboxに統合することもできます。このように、チームは使い慣れたツールを使いながら作業とコラボレーションを継続できるため、エラーを迅速に解消できます。

Errors Inboxとは何か?

Errors InboxはNew Relic OneのFull Stack Observabilityラインセンス (無料アカウントの範囲に含まれます)に組み込まれているエラー追跡ソリューションです。このソリューションは、New Relicが既にモニタリングしているエラーをグループ化し、それらを1つの画面に表示します。これにより、すべてのコンテキストにおけるエラーの検出、選別、および対策の実行が1つの画面でシームレスに行えるようになります。

Review grouped errors, see the number of error occurrences, and assign errors to collaborators, all from a single screen.

SlackとErrors Inboxの連携方法

最初にErrors Inboxを設定します(まだ設定していない場合)

  1. one.newrelic.comから、右上のMoreを選択し、ドロップダウンメニューの中のErrors Inboxをクリックします。
  2. これがErrors Inboxへの初めてのアクセスである場合、左上のワークロードを選択するよう要求されます。
  3. ワークロードを選択すると、インボックスにエラーグループが表示されます。まだワークロードを設定していない場合、Errors Inboxが使用可能になる前にワークロードを設定しておく必要があります。

これらを完了すると、以下の手順に従ってSlackの設定を開始できます。

  1. 自分のSlackワークスペースを使用するには、Errors Inboxと統合する前にNew Relicアプリケーションをインストールしておく必要があります。
  2. 次に、Slackに統合するErrors Inbox (左上のWorkloadに表示されます)を選択します。インボックスからInbox Settingsアイコン(右上に表示されるベルの形を下アイコン)を選択します。

Click the configure notifications button to set up Slack notifications.

  1. Slackボタンをオンに切り替えます。
  2. ワークスペースが残っていない場合は、+ボタンをクリックしてSlackを認証し、使用可能な状態にします。
  3. Slackを認証すると、Workspaceを選択して通知のためのChannelを指定できます。

Each Errors Inbox is tied to one workspace and channel in Slack so you can organize your errors by team or project.

  1. メッセージが正しいチャネルに送信されていること確認するためTestをクリックしてください。

すべてのSlack通知には、Errors Inboxに入っているエラーの詳細とエラーを返したエンティティへのリンクが記載されています。

You can collaborate with other teams on error groups in Errors Inbox.

次のNerdByteをチェックすると、Slack統合のデモを閲覧できます。

APMのエラーを選別する方法

APMのエラーを選別するために設定またはワークロードを追加する必要はありません。閲覧したいAPMサービスに移動し、以下の手順に従ってください。

  1. APM UIオーバービュー画面のTriageセクションの左側のナビゲーションにあるErrors Inbox オプションをクリックします。

Click Errors Inbox on the APM overview screen to triage errors related to this service.

  1. エラーインボックスは、閲覧しているAPMサービスに関連付けられる、特定のグループ化されたエラーを表示します。すべてのエラーの詳細を確認し、APM UIでエラーを選別することもできます。

View all errors related to an APM service in one screen.

  1. エラーグループの詳細をクリックすると、他の画面やサービスに移動しなくても、スタックトレース、Logs in Contextの属性、その他の情報を見ることができます。
  1. Go to global inboxをクリックすると、ブラウザやモバイルのエラーなど、すべてのスタックのエラーをグループ化でき、より広範なエラーインボックスを体験できます。New Relicは、着目していたAPMサービスなどのワークロードを自動的に見つけたり、新しいワークロードを作成するよう自動的に促したりします。

Click on Go to global inbox to see the error within Errors Inbox.

APMのErrors Inboxを使用すると、画面を切り替えることなくエラーを選別でき、利便性がさらに向上します。

SlackをErrors Inboxと一緒に使用するためのベストプラクティス

以下に、現在のワークフローでSlackを使用するためのベストプラクティスをいくつか紹介します。

各チームのErrors Inboxを設定

各チームのErrors Inboxを設定することで、各チームの業務に影響を与える新規および繰り返されるエラーを予見的にモニターすることができます。Errors Inboxで、各チームが担当するアプリとサービスに基づき、チームごとの個別のワークロードを作成します。次に、その特定のチームがモニターできるように、ワークロードを別のSlackチャネルに関連付けます。新しいエラーが発生したり、いったん解決されたエラーが再び発生したりした場合、チームは通知を受け取ります。

たとえばモバイルチームは、チームのモバイルアプリと、そうしたモバイルアプリが使用するすべてのバックエンドサービスを含むワークロードを作成できます。エラーが発生している場合、モバイルチームはSlackで自動通知を受け取ります。モバイルチームは他に影響を受けるチームに、必要に応じてSlack経由で通知を送ることができます。

デプロイメントを追跡

ステージング環境と本番環境に別々のワークロードを作成してから、それぞれの環境を別々のSlackチャネルに結び付けることができます。デプロイメントウィンドウの中で発生したエラーは環境ごとにグループ化されてから対応するSlackチャネルに送信されるため、エラーが発生した日時と場所を正確に確認することができます。これにより、デプロイメントの前後でコードが適切に機能していることが確認できるため、貴社の顧客は素晴らしい体験をすることができます。