New Relicでは日々各種機能のアップデートをしてリリースノート等でアナウンスしていますが、本ブログでは最近のアップデートをご紹介します。

今回は2024年7月分のアップデートを抜粋してご紹介します。

[Browser] Session Replayでユーザー操作を可視化

ブラウザ上のユーザー操作を記録し、New Relic上で再生することでユーザー体験をより深く把握できるようになりました。ユーザーがどのように操作しているのか、操作により何のエラーが発生しているのかをより正確に把握して、アプリケーションの品質改善につなげることができます。

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[Mobile] クラッシュに至るまでのユーザー操作を分岐を含めて可視化

モバイルアプリケーションのクラッシュに至るまでの操作経路を直感的な描写で把握できるようになりました。どのような操作経路を多く辿って最終的にクラッシュに至っているなど、傾向を迅速に把握することで原因をより迅速に特定することができます。


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[Mobile] モバイルアプリの詳細ログを収集可能に

モバイルアプリケーションのログを収集することで、パフォーマンスやエラーの情報だけでなくログからユーザーの動きやエラー時の原因を追うことができるようになりました。New Relic UI上からログの出力を制御できるため、問題発生時にログ収集を有効化して、ログから調査をすることができます。

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[Security] アプリケーションの脆弱性をリアルタイムに検出するIAST

APMエージェントが入っているアプリケーションに対して、特許登録済みの手法でコードの脆弱性をAPIやメソッドレベルでリアルタイムに特定することができるIASTがRubyにも対応しました。検出だけでなく、脆弱性のエクスプロイトや修正方法も提示してくれるため、修正を迅速化することができます。

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[Dashboards] ダッシュボードで地域別マップを作成

ダッシュボード上に地域別マップを作成できるようになりました。地域毎のパフォーマンスやエラーの発生状況の違いを直感的に把握することができます。

[Alert] インシデントのタイトルをカスタマイズ可能に

アラートのインシデントのタイトルをカスタマイズできるようになりました。分かりやすいタイトルにカスタマイズすることで、問題を正確に特定して迅速な対応ができるようになります。タイトルには任意の文字列だけでなく属性やタグなどの値も利用できるため、柔軟にタイトルのカスタマイズが可能です。

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[Errors Inbox] 未解決のエラーを把握しやすくなりました

これまではエラーを修正してもアプリケーションがデプロイされるまでエラーのステータスをResolveに変更できませんでしたが、エラーを修正したらデプロイする前にステータスをResolveに変更できるようになり、修正サイクルにあわせたエラーのステータス管理が出来るようになりました。

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[APM] NVIDIA NIMとのインテグレーションがリリースされました

NVIDIA NIMで構築した生成AIアプリケーションのスタック全体を迅速かつ簡単に計測できるインテグレーションが登場しました。生成AIアプリケーションのパフォーマンス、品質、コストを最適化することで、信頼性と費用対効果の高い運用が可能になります。

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