New Relicでは日々各種機能のアップデートをしてリリースノート等でアナウンスしていますが、本ブログでは最近のアップデートをご紹介します。
今回は2023年11月分のアップデートを抜粋してご紹介します。
[UI / UX] チャートからシームレスにドリルダウンして詳細分析
Dashboard、Workloads、その他のチャートのプロットをクリックすることで、対象システムの詳細ページを開けるようになりました。
シームレスにドリルダウンして分析ができるので、調査時間の短縮が期待できます。
[Errors Inbox] エラーが発生しているバージョンを容易に特定
Error groupの詳細画面でバージョン毎のエラー発生状況がラインチャートで表示されるようになりました。
エラーの発生状況をバージョン毎に把握できるので、潜在的な不具合がリリースに含まれてもどのバージョンが原因か特定しやくなっています。
[User Management] ユーザー管理の権限を各ユーザーグループに移譲できるようになった
グループ管理者のロールが新たに追加されて、ユーザー管理権限をグループ管理者へ移譲可能になりました。
これまでは例えばTeam A GroupとTeam B Groupというグループがあった場合に、これらのグループは組織全体の管理者が管理する必要があったのですが、今回のアップデートで管理者Groupを作成してユーザー管理の権限を移譲することで、それぞれのグループの管理を管理者グループに任せることができます。ユーザーの管理業務をチームの責任者に分散させることで組織の管理者の負担軽減とユーザー管理の効率化を実現できます。
[Mobile App] New Relicアプリにクイックアクションとウィジェットが追加
クイックアクションからNew Relicのお気に入りの画面に直接アクセスできるようになりました。
また、ホーム画面にウィジェットを追加して、重要なチャートやステータスを即座に確認できるようになりました。
[Infrastructure] AWS/Azure/GCPでVMホストの主要メトリクスをサポート
API PolingでVMホストの主要なメトリクスを連携できるようになったので、Infrastructureエージェントをインストールできない環境でもCPU/Disk/Networkのモニタリングが可能になりました。メモリなどのメトリクスについては、これまで通りInfrastructureエージェントのインストールが必要となります。
[APM] LLMを利用するAIアプリのコストやパフォーマンスを観測
大規模言語モデルの呼び出しのパフォーマンス情報や、モデルごとの利用状況、コスト、品質などを管理することができるようになりました。一般的なLLMやベクトルデータスストアなど50種類以上の統合が可能となっています。
現状はLimited Preview中で対応している言語はPythonのみ。
各種アップデートは以下の公式ページでも発信しておりますのでRSSフィードを購読してみてください。
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