New Relicでは日々各種機能のアップデートをしてリリースノート等でアナウンスしていますが、本ブログでは最近のアップデートをご紹介します。

今回は2023年8月分のアップデートを抜粋してご紹介します。

[Security] アプリケーションの脆弱性をリアルタイムかつ正確に検出するIASTをサポート

APMエージェントのオプションを有効にするだけで、テスト環境で稼働しているアプリケーションのコードの脆弱性をAPIやメソッドレベルで、正確かつリアルタイムに特定できるようになりました。脆弱性のエクスプロイトや修正方法が提示されるため迅速に修正することができます。
New Relic interactive application security testing (IAST)

[Logs] JSON・CSV形式でログをエクスポート

Logs画面で表示中のログをJSON形式かCSV形式で最大2000行まで一度にエクスポートできるようになりました。より多くのデータをエクスポートする場合は、これまで通りData Plusをご契約いただき、Data Exportをご利用ください。
What’s new
公式ドキュメント(Historical Data Export)
公式ドキュメント(Streaming Export)

 

[APM] 分散トレースの長期閲覧が可能に

障害調査などで同様の事象を確認する際に、データ保持期間が過ぎた分散トレースに対しても、最大395日間は過去に保存したURLからアクセスできるようになりました。付随するパフォーマンスデータに関しては、標準保存期間が過ぎると表示されません。
Release
Document

[APM] ログ転送をガイドに沿って簡単設定

ガイドに沿って簡単にログ転送設定ができるようになりました。Add DataメニューからAPM log forwardingを選択してガイドを参照してください。開発者やDevOpsチームが適切なログにアクセスすることで、トラブルシュートと問題解決の迅速化が期待できます。
公式ドキュメント

[NRQL] 累積分布関数が追加されました

これまでfilter関数を使って取得していたデータの分布を、シンプルなNRQLで取得できるようになりました。閾値以下のデータの割合はcdfPercentage関数、
閾値以下のデータの数はgetCdfCount関数で取得できます。
What’s new
公式ドキュメント(cdfPercentage)
公式ドキュメント(getCdfCount)

[Service Level Management] 累積分布関数でメトリクスのサービスレベルを定義

メトリクスの閾値以下のデータ数を算出することでSLIを設定できるようになりました。データ総数はgetfield関数、閾値以下のデータの数はgetCdfCount関数で取得できます。
サービスレベルの作成と編集

[Infrastructure] MongoDBの監視エクスペリエンス向上

Quickstart installationで新しいMongoDB Integrationを簡単にインストールできるようになりました。3種類のEntityが作成され、ダッシュボードでMongoDB全体の健全性を監視することが可能です。MongoDBの旧IntegrationはEOLを予定。
公式ドキュメント

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