システムの稼働率や信頼性の向上、およびパフォーマンスの最適化プロセスには、チームワークが必要不可欠です。発生中の問題のトラブルシューティングをはじめ、最近のデプロイによる影響の把握、あるいは過去のエラーの振り返りなど、ソフトウェアのライフサイクルのあらゆる場面で、連携するチームはより短時間で良い成果を出すことができます。

皆さんの多くは、チームで物事を検討する際に、様々なコミュニケーションツールを行き来して、またスクリーンショットやコメントを添えて文脈を共有することに慣れているのではないでしょうか。このような会話スレッドは、時間の経過や組織の成長に合わせて加速度的に増加していきます。現在や将来の問題を解決するために利用できる重要な知見が、スレッドの海に埋もれてしまう可能性があります。

現在プレビューで提供している New Relic のコラボレーション機能は、こうした問題への新たなアプローチです。データを表示している画面上でそのまま会話を始めることができるため、チーム内の認識合わせにかかる手間を最小限に抑え、より迅速に問題解決に取り組むことができます。コラボレーション機能の利用を開始するには、画面左下のボタンから Discussions ページに進み、登録フォームに必要事項を記入します。

新しいコラボレーション機能を使い始めるためのヒントを、以下にいくつかご紹介します。

New Relicのページ上でディスカッションを開始する

New Relicのダッシュボードで見つけた異常なデータをチームメンバーに共有して、対応の要否やそのアプローチをディスカッションするような場合に、コラボレーション機能が役に立ちます。

コラボレーション機能によるディスカッションを開始するには、ダッシュボードのページ右上にあるコメントのアイコンをクリックします。コメントを記入してチームメンバーと会話できるほか、チームメンバーを @ でタグ付けして、アプリ内通知またはメールで呼びかけることもできます。タグ付けされたNew Relic ユーザーは、アプリ内でのコメントの追加だけでなく、メールで直接返信すること可能です。メールでの返信は、アプリ内のディスカッション・スレッドと同期します。

Kubernetesクラスターのダッシュボードやログ、アラートなど、特定の問題を解決するのに必要となる、あらゆるデータに対してコメントを残すことができます。ユーザーがそのページにアクセスすると、そのコメントが関連ディスカッションとともに表示されます。これにより、チーム内でのディスカッションの文脈が一目で把握できます。サイロ化された会話で、今何が起きているかを心配することはなくなります。 

ビルトインのスクリーンショットツールを使用すると、ディスカッションの中で強調したいデータをすばやく共有することができます。スクリーンショットの作成と共有はNew Relicの画面上で完結し、また共有されたスクリーンショットはコメントとともに自動的に表示されるため、コンピューター上に保存する必要はありません。

New RelicとSlackをシームレスに統合

SlackのワークスペースをNew Relicに統合して、生産性の高いシームレスな業務体験を実現することができます。双方向のSlackインテグレーション機能を使用すると、アプリケーションを切り替えることなく、対象データへのリンクや、コメントやスクリーンショットを、Slack上で直接共有することができます。New Relic を使用していないチームメイトも、Slackから返信することができます。Slack内のコメントは、New Relic内のディスカッションと自動的に同期されます。

 

すべてのディスカッションを一箇所に集約

チームが情報共有に使うツールが複数に分散している場合、ディスカッションを追跡したり、欲しい情報を検索するのも一苦労です。いくつものツールを行き来して検索して、それでもなかなか情報が見つからないような状況は、フラストレーションを感じるだけでなく、コミュニケーションエラーにつながってしまう可能性もあります。

New Relicのコラボレーション機能は、組織内で分散した複数のディスカッションを補足して一箇所に集約するため、会話の流れを見失うことはありません。UIの左下にある Discussions ページで、組織のディスカッション履歴を確認することができます。進行中のディスカッションのキャッチアップはもちろんですが、過去の会話から問題解決のヒントを見つけることも、これまで以上に容易になります。ディスカッションを選択するだけで、それぞれの会話が行われたページに直接移動できます。

コラボレーションを開始し、スムーズに問題を解決できるチームを作りましょう 

New Relicの新しいコラボレーション機能は、お客様のチームが持つパフォーマンスをさらに引き上げます。

  • 素早く正確なコミュニケーションを実現:会話スレッドを探すために、さまざまなツールを行き来する必要はありません
  • MTTRの短縮:情報共有の効率化により、チーム全体で本質的な問題解決に集中
  • 組織内のナレッジを蓄積:文脈を保ちながら、ディスカッションを一箇所に集約
  • 情報のサイロ化を解消:分散しがちなデータと知見を関連付け、価値のある情報にすばやくアクセス

コラボレーション機能についての短い紹介動画もありますので、ぜひご覧ください。