日頃コンテナ環境を本番のワークロードで動かしつつ New Relic でオブザーバビリティを実践されている皆様は New Relic から提供されている コンテナイメージをご利用頂いております。
この度 New Relic が Docker Hub の Verified Publisher となりそれによってお客様へどのような利益があるのかをご紹介致します。
Verified Publisher とは?
Docker Verified Publisher は Docker Official ImagesとDocker Open Sourceプログラムとともに、Docker社が提供する信頼できるコンテンツに加わります。それにより開発者が使用するイメージが信頼できるソフトウェアパブリッシャから提供されているものだということを約束します。
https://docs.docker.com/docker-hub/publish/
Verified Publisher に認定されていると検索時に「Verified Publisher」でフィルタリングをかけることが可能になり悪意のあるイメージを使用してしまうリスクなどを軽減できます。
イメージプル制限の解除
Docker Hub には2020年よりイメージのプルにおける制限が加わりプロダクションで大規模なワークロードをコンテナで展開しているお客様にとって大きな課題となっていました。
特に AWS ECS Fargate をお使いのお客様は特にこの問題に悩まされており AWS ECR に New Relic から提供されている Docker Image を Push して頂くなどの対応をして頂いて Rate Limit 問題に対しての対応をして頂いているのが現状でした。
New Relic が Docker Hub の Verified Publisher になったことにより提供している全ての Image の制限が撤廃され皆様は Rate Limit 問題に対して悩まされることがなく New Relic から提供されるイメージをご利用いただけることが可能になりました。
これにより Rate Limit を回避する目的で ECR などに Image を Push されていたお客様は Docker Hub から直接 Pull して頂いても同様に Rate Limit を考慮することなくご利用頂けるようになりました。
終わりに
Verified Publisher になったことにより多くのメリットをお客様に対して提供することができるようになりました。
今回のアップデートにより Docker イメージの Rate Limit 問題の運用業務から解放され、本来行うべきソフトウェアの改善業務、機能開発への貢献ができることを願っております。
本ブログに掲載されている見解は著者に所属するものであり、必ずしも New Relic 株式会社の公式見解であるわけではありません。また、本ブログには、外部サイトにアクセスするリンクが含まれる場合があります。それらリンク先の内容について、New Relic がいかなる保証も提供することはありません。