ソフトウェアアーキテクチャーやサービスがますます複雑化するなかで、DevOps、ITOps、サービス管理チームは、不十分な可視性とツールのサイロ化という深刻な課題に直面しています。ツールやシステム間での情報が分断されていることが多く、トラブルシューティングのために適切なデータを見つけ、コンテキスト全体をつなぎ合わせる作業に多くの時間をかけています。その結果、パフォーマンスボトルネックの特定が難しくなり、特に重大なインシデント発生時には、問題解決が不可能になったり、解決に長期間を要したりするなど、システム停止や顧客満足度の低下につながります。

そこでこの記事では Team ‘25 Europeでリリース予定の、Jira Service Management上へのNew Relic Agentic IntegrationsとAtlassian Rovo Opsのインテグレーションをご紹介します。このインテグレーションにより、サービス管理、DevOps、ITOpsチームは、Jira Service Management上の統合されたエージェントワークフローと、New Relic AIが提供するインテリジェントオブザーバビリティの洞察を活用して、インシデントを迅速に解決できます。

以下でAtlassianとNew Relic Agentic Integrationsが、サービス管理、DevOps、ITOps各チームのインシデント解決を加速させる仕組みをご紹介します。

  • インシデント対応を支援するコンテキスト内パフォーマンスデータ:ITSMや複数の監視、およびオブザーバビリティプラットフォーム間で分断されたサイロ化データではなく、New Relicのテレメトリーデータと変更内容がRovo Opsエージェントに直接送信されます。これにより、サービス担当者は複数ツール間でコンテキストを切り替えることなく、異常やインシデント(最近のコミットの変更など)を迅速に検出できます
  • 過去のインシデントデータに基づくAIによる修正提案:Rovo Opsワークフロー内で、New Relicが自らオブザーバビリティに関する洞察とインテリジェントなアクション(サービスオーナーによるコミットの検証など)を生成し、平均解決時間(MTTR)を短縮します
  • インシデント後のレビュー自動生成と学習:インシデント解決後、Rovo OpsエージェントはNew Relicのインテリジェントなオブザーバビリティデータと洞察を取り込み、インシデント後のレビュー(PIR)レポートを自動生成します。これにより、サービス担当者はインシデント対応と予防戦略の運用効率を高めることができます

さらに、このインテグレーションにより、複雑な開発やカスタム開発が不要になるというメリットもあります。

つまり、サービス管理チームはインシデントの平均解決時間(MTTR)の短縮、顧客満足度の向上、運用効率の改善を実現できるのです。

Jira Service Management上のNew Relic Agentic IntegrationsとAtlassian Rovo Ops

運用とサービス管理の両方でエージェントAIを採用するビジネス上の理由は明確です。2024年12月のForrester調査によると、Jira Service ManagementのAIと自動化機能を最大限に活用することで、ITOpsチームはインシデントあたりの対応時間を平均で55分削減できます。この大幅な時間短縮は、運用効率の向上への明確な道筋を示しています。

インテリジェントオブザーバビリティとエージェントワークフローをJira Service Management内で直接統合することにより、コンテキストの切り替えが不要になり、実用的な情報を提供されるため、インシデントの解決が早くなります。また、作業負荷を軽減し、チーム間のコラボレーションも向上します。

さぁ はじめましょう

AtlassianとNew Relic Agentic Integrationsは現在、リミテッドプレビュー段階にあります。今すぐプレビューに参加して、MTTRを短縮しましょう

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