Observability Meetup #1 に引き続き、Observability Meetup #2 を開催いたしました!今回はSansan株式会社、Slack Japan, 株式会社フレクトの3社から、New Relicのご活用について発表いただきました。

ということでこんにちは、New Relic株式会社の大谷(@katzchang)です。今月から仕事をはじめました。皆さまのところに伺う機会も多くなると思いますので、色々諸々よろしくお願いいたします。

さっそくクイズから!

New Relic株式会社CTOの松本から、クイズというコンテンツで新機能を紹介しようというコーナーです。

  • New Relicが2020年に最も力をいれているのは … AIOps
  • 今年9月にGAしたServerless関連のサービスは … AWS Lambda対応
  • 今年9月に発表した新機能の中で一番人気だったのは … Logs in Context
  • New RelicがObservabilityの柱にしている概念は … MELT (Metrics, Events, Logs, Traces)

の4問でした。

Logs in Contextは、New Relicが収集した様々なログを結びつけ、意味のあるパターンをいい感じに出してくれるすごいやつです。現在はpublic beta testingの段階なので、近々ご紹介できると思います!

https://blog.newrelic.com/product-news/logs-in-context-faster-simpler-access-actionable-insights/

続いて、New Relicをお使いの方々からご活用事例について発表いただきました。

速さは機能!Eightを支えるパフォーマンス・チューニング! / Performance is a Feature!

まず最初はSansan株式会社の藤井さんから、Eightの改善にNew Relicを活用した事例です。

https://speakerdeck.com/sansanbuildersbox/performance-is-a-feature

効果の出やすそうな箇所を見つけてパフォーマンス改善をしていく、これはAPM活用法の基本にして王道です。単なるトラブルシュートはコスト削減だけではなく、ユーザ体験の向上につなげることができたそうです。本当にそう。

Slack in New Relic for real-time observability

続いてSlack Japanの瀬良さん、SlackとNew Relicの連携について発表していただきました。

特に注目したいのはSlackの新機能Homeタブを使ったAPI連携!!Slack上からNRQLを入力して、インタラクティブな感じで結果をいい感じに表示できます。今回デモしていただいたアプリケーションは git.io/nr-slack で公開されています。良い実装例になりそう。気になる方は要チェックです。

Saas型車両管理ソリューション "Cariot" に稼働状況を顧客提供す る機能を New Relic で開発した話

最後は株式会社フレクトの佐藤さんとオクダさん。CariotのでのNew Relicご活用の事例について発表していただきました。

車両から送られるイベント情報をNRDBに集約して、Insightsで可観測性を確保してる事例です。

そう、New Relicの最大の特徴の一つがNRDBで、マッシブなイベントデータをストリームで流し込みつつ、5分以内に(ほとんどの場合2分くらいで)クエリできるすごいやつなんですよ。発表ではイベント送信時の注意として10,000件/分の制限があるという話がありましたが、これは1つのエージェントからの制限で、nつのエージェントがいれば制限はそれぞれ10,000, つまりn*10,000件が制限値となります。なので、つまり、強い(語彙がない)。

New RelicではIoT分野の稼働状況の確認ではよく使われていて、たとえば米国TopgolfではRFID経由でデータをNew Relicに集約してダッシュボードを作成し、パフォーマンスを向上させた事例もあります("Topgolf® Scales While Improving Guest Experience Using New Relic")。

ということで、

APMの王道からSlackとの連携(ついでにSlack新機能)、NRDBを使い倒す話の3本立てでお送りしました。次回は年明けの1月、AWSさんを会場に開催予定です。詳細が決まりましたらまたご案内いたします!!

また、次回から名前を変えて New Relic Meetup としてやっていきます。中身は変えずに、Observabilityの話やDevOpsの話、色々諸々やっていきましょう!ご期待ください!!