6/15(水) に New Relic User Group Vol.3 が開催されました!

今回もそのレポートをしていきたいと思います。
今回のテーマは New Relic 初心者向けLT大会! です!

本記事では各セッション内容のサマリーをご紹介致します。
当日の配信アーカイブや資料に関しましては別記事にてまとめておりますのでこちらをご覧ください。
https://newrelic.com/jp/nrug03

New Relic ピックアップ新機能アップデート by New Relic 清水毅

今回も New Relic Manager Solutions Consultant の清水がトップバッターとして New Relic の新機能紹介をしました。

New Relic は毎日新しい機能や修正のリリースがされており全てのアップデートを紹介しきるには時間が足りないため厳選しての紹介になっております。

Kubernetes Integration V3 のリリースや APM からの自動ログ転送にログの難読化、また新しく Data Plus というプランも登場しましたが大きなトピックとして New Relic の ロゴが変わりました!

大文字から小文字に変わっていますねしかしながら表記は New Relic のままになっていますので私も新しいロゴが出た当初は大いに惑わされました笑

こちらに正しい表記が載っていますので御覧ください。
https://newrelic.com/about/media-assets

newrelic でもなく NewRelic でもなく New Relic が正しい表記です。

次からはそれぞれの LT をご紹介していきます!

ハッカー飯に New Relic を導入して実践した3つのこと by 菊池 宣明さん

LT トップバッターはハッカー飯を運営されている菊池さんから 「ハッカー飯に New Relic を導入して実践した3つのこと」という内容で登壇して頂きました。

普段は SRE 業務をしながら副業でハッカー飯のメンバーとして join されておりそのハッカー飯に New Relic を導入していく内容になりました。
ハッカー飯とは技術や知識でアイデアを形にする人々(=ハッカー)が、ご飯を囲むような気軽さで、語り合い、教え合い、繋がれるオンラインプラットフォームになっておりハッカー同士で特定のテーマについて話し合うことができるサービスのようです。

外形監視の設定やアラートの設定によりサービスが適切に稼働しているかどうかを運営側が障害認知をするための体制を整えることや New Relic Flex を使った KPI 分析、1週間に一度メトリクス全体を一通り確認するパフォーマンス観測会を実施してアラートが発生していなくともサービスに問題がないかを確認しておくことによってトラブルシューティングしやすくなるなどの取り組みをされているようです。

他にも CodeStream 連携などをしてエラー調査をしていくなどの取り組みをされており多くの方の参考になった内容なのではないでしょうか?
今後はダッシュボードの改善や SLI/SLO を使ったユーザー体験の向上などを目指していらっしゃるようです!!

ハッカー飯はこちらから登録できますので興味のある方は是非登録してみてください(私は登録しています)
https://hackermeshi.com/

菊池さんありがとうございました!

即、New Relic 〜PHPerが意識低くやっていく〜 by uzulla さん

次は PHPer おなじみ!?の uzulla さんによる 「即、New Relic ~ PHPer が意識低くやっていく~」という内容で発表して頂きました。

New Relic に無料でサインアップするまでの RTA を紹介して頂きサーバーを用意するのがよくある New Relic のセットアップですが金かかるし意識高いので手元の PC にセットアップしちゃおうというところで PHP APM Agent のセットアップの手順を紹介されていました(意識高くないか・・?)

余談で PR Times 様において New Relic を使ってのとある改善活動の結果などもご紹介して頂きました。

終始とにかく意識低く!?気軽に New Relic を使っていくことを紹介して頂き実際にこんなにカジュアルに使っていっていいのかなどのコメントも頂いていて意識低く使っていく話だったのに意識が高くなってしまった参加者の方もいらっしゃったようです。

uzulla さんありがとうございました!

触ってすぐに感じたNewRelicの“Codeな“管理の体験が素晴らしい話 by NTTドコモ 平山 慎さん

次のテーマは NTTドコモ R&Dイノベーション本部サービスイノベーション部の平山さんから 「触ってすぐに感じたNewRelicの“Codeな“管理の体験が素晴らしい話」という内容での LT です。

ひたすら New Relic の Code (高度)な機能を紹介して頂きました!
平山さんは NTTドコモの中で無線通信に関わる業務をされており日々の私たちの生活を支えられているような大きなサービスにも New Relic は活用されています!

欲しい UI が欲しい粒度で欲しい場所に存在してくれる、そんな UX の良さを語って頂けました。
New Relic 沢山の Code な機能がありますので是非皆さんも快適な Observability Life をお過ごしください!

平山さんありがとうございました!

ログ基盤をCloudWatchLogからNewRelic Logs + S3に変えたら利便性も上がってコストが下がった話 by DMM.com 小野 博志 さん

次は休憩を挟みまして 合同会社 DMM.com SRE部 小野さんより 「ログ基盤をCloudWatchLogからNewRelic Logs + S3に変えたら利便性も上がってコストが下がった話」というタイトルでLTして頂きました。

小野さんの今回の LT は SRE Next 2022 でも話して頂いた内容の一部をご紹介して頂いてくださる内容になっておりまして ECS のログ基盤の変遷を語って頂けました。数々の変遷を経て最終的に Kinesis 経由で New Relic と S3 に転送して利用していくことに落ち着いたそうです。

DMMブックスさんは多くの機能自体を AWS 上に構築されており全体のコストに対して CloudWatch Logs の費用が多くかかっているといった課題がありました。この課題に対して Kinesis を間に挟むことで CloudWatch Logs を使わずに Log の管理をするという構成に変更した結果最終的に約4割のコスト削減に繋がったそうです!

AWS のコスト周りの Tips は New Relic のみならず多くの場面で活用できる知識ですので参考になった方も多かったのではないでしょうか。

小野さんありがとうございました!

New Relic Zero -NRをゼロから広めてみた件- by 三越伊勢丹システム・ソリューションズ 井上 諒 さん

次の LT は三越伊勢丹システム・ソリューションズ 井上 諒 さんによる「New Relic Zero -NRをゼロから広めてみた件-」という内容のセッションです。

誰もが知ってる三越伊勢丹(私はとてもお世話になっています。)のオフライン・オンライン・ポイントサービスの基盤を支えているそんなシステムの中に New Relic を導入して頂いていますが2020年から DX 推進のための一環としてオブザーバビリティプラットフォーム New Relic が導入されたことが背景になります(この時はオブザーバビリティ?という状態だった様です)

導入したはいいものの中々内部で浸透しない中ユーザー視点で監視する形を Synthetics で取り組みこれが当たり今としては横串の定例を行うような取り組みが本格的に始まっているフェーズになっているとのことです。

最後に印象的だったのは「何があっても足を止めない!」という模索し続けるというのが私としは印象に残りました。

井上さんありがとうございました!
スライドの表示がドラマのオープニングみたいでとてもオシャレなのもポイントです。

サントリーが取り組む運用モダナイゼーション by サントリーシステムテクノロジー 小山 知岐 さん

次の LT はサントリーシステムテクノロジー 小山 知岐 さんによる「サントリーが取り組む運用モダナイゼーション」です。

サントリーさんの説明は不要かと思いますが皆さんが金曜の夜にお世話になっているあんなビールやこんなジュース、皆さんがお世話になっているサントリーさんです!

サントリーさんはグローバルITインフラ構成を持っており5つのリージョンにサントリーグループの共通IT基盤を配置して AWS ファーストで稼働させておりインドの会社に委託して運用されている様です。クラウドへの移行は完了しましたが現場はまだまだ新しいシステムの構築や基盤構築、グローバル運用の壁として言葉や文化の壁があり運用業務が増え続けているといった課題があったようです。

それらの課題を持ってシステムのモダナイズに伴って運用もモダナイズで New Relic を採用してくださいましたが真の目的はインフラ運用者あるなるな不毛なやり取りから脱するために New Relic で解決したいのが真の目的で New Relic のダッシュボードなどを活用して常にシステムの状態を可視化できる状況を作り出しているなどの取り組みをされている様です!

今後は更にアプリケーション担当者の積極的な利活用を促進させるような試みなどをしていくことを展望に掲げられているとのことです。

小山さんありがとうございました!
マスターズドリーム買いましょう!

新人Solutions Consultant が教えるNew Relic の歩き方 by New Relic 梅津 寛子

最後に New Relic Solutions Consultant の梅津から「新人Solutions Consultant が教えるNew Relic の歩き方」の内容で LT を行いました。

実際に梅津さんが New Relic に入社されてどのように New Relic について学習していったのか、その際にどこから学んでいったのかなどを紹介してくださり情報をどこから探しているのかなどを紹介してくださったので普段 New Relic についてどこでキャッチアップすればいいのかなどを悩んでいた方にはかなり有益な情報だったのではないでしょうか。

実際 New Relic は多くの機能があり日々たくさんのアップデートがされているためアップデートに追いつけない、活用方法がわからないなどあると思います。そんな時はセミナーに参加したり NRUG のコミュニティや担当の Solutions Consultant にもご相談ください。

そしてその得た知識を皆さんのためにアウトプットしてしてみましょう!
梅津さんありがとうございました!

終わりに

最後は当社のテクニカルサポートの伊藤さん交えた Q&A などを行い終了となりました。

今回は313名の方に登録していただき Youtube での配信も用意させて頂きました。
盛り上がりが止まることを知らず多くの方が楽しんで頂けた会になったのではないでしょうか?

また次回の企画や SRE 支部も10月に大物ゲストをご招待してのイベントを企画しておりますのでまた次回をお楽しみにして頂けたらと思います!!