New Relic Now 新しいAgentic Integrationsのデモを6月24日に実施
ご登録ください

現代のアプリケーションが分散システムとリアルタイムデータ処理を採用し続ける中、システムの健全性とパフォーマンスを維持する上で、モニタリングは重要な役割を果たします。New Relic などのツールを使用して、チームはメッセージキュー、ストリーミングデータ、イベント駆動型アーキテクチャー向けの高度なモニタリング機能を活用することできます。本ポストでは、New Relic の包括的な機能群を活用して、どのようにオブザーバビリティを向上させることができるか、また統合されたモニタリング体験を実現する Kafka ノードメトリクスを有効にする方法についても説明します。

New Relic Queues & Streams の概要

イベント駆動型アーキテクチャーを活用するアプリケーションに不可欠なコンポーネントであるメッセージキューとストリーミングデータをモニタリングするためのソリューションを紹介します。メッセージキューとデータストリーミングのビューでは、サービス間の情報の流れを明らかにし、体系的なランディングページによりタイムリーで信頼性の高いデータ交換を可視化します。

Queues & Streams の UI について

New Relic のユーザーインタフェース (UI) は、シンプルなモニタリング体験を提供し、ユーザーがさまざまなメトリクスやデータセットを直感的に操作できるように設計されています。UI ガイド では、主要な UI コンポーネントに関する詳細な情報を提供しています。

  • データの可視化: リアルタイムダッシュボードにメッセージキューとストリーミングプロセスのメトリクスが表示され、システムの健全性に関する包括的な概要を提供します
  • アラートとインサイト: カスタムアラートを設定し異常なアクティビティを通知し、インフラストラクチャのプロアクティブな管理を強化します
  • 分析: 詳細な分析を活用してトラブルトラブルシューティングを行い、ストリーム処理を最適化しパフォーマンスを向上させます

メッセージキューとデータストリームモニタリングプラットフォーム

New Relic プラットフォームでは、メッセージキューとデータストリームをモニターするための幅広いツールを提供しており、チームがリアルタイムアプリケーションの信頼性と効率性を担保できるよう支援します。New Relic プラットフォームページ で機能の詳細をご覧ください。

  • 拡張性と柔軟性: モニタリングソリューションが進歩するアーキテクチャーに適応できるよう、多様なメッセージングやストリーミングテクノロジーをサポートします
  • New Relic とのインテグレーション: キューとストリームに関するメトリクスをオブザーバビリティ戦略全体にシームレスに組み込み、データドリブンな意思決定プロセスを支援します
  • 拡張されたパフォーマンストラッキング: メッセージングやストリーミングチャネル全体のスループット、レイテンシ、エラー率をモニタリングし、最適なパフォーマンスの基準を維持します

Kafka ノードメトリクスの有効化

Kafka を活用しているチームが ブローカーの健全性とパフォーマンスを維持するためには、ノードメトリクスの理解が不可欠です。New Relic の Java エージェントを使用すると、Kafka メッセージキューが計測され、Kafka ノードメトリクスを可視化できます。New Relicドキュメントのガイドラインに基づいて、この機能を有効にする方法を説明します。

有効化にすると、Queues & Streams ページから Kafka for APM ページへは、調査対象のトピックエンティティを選択するだけで遷移できます。

対象を選択すると、Kafka for APM ページに直接遷移し、Kafka ノードに関するメトリクスを詳しく調べることができます。

Kafka ノードメトリクスを有効にする手順

  1. Java エージェントのインストール:
    • Kafka ブローカーに New Relic Java エージェントがインストールされていることを確認します。  
      このエージェントは主要なメトリクスを収集し、それらを New Relic のモニタリングプラットフォームに統合します。
  2. Kafka モニタリング用エージェントの設定:
    • newrelic.yml 設定を変更し、Kafka 用の設定を追加します。  
      トランザクションの命名やエラートラッキングなどの設定をモニタリングの目的に合わせてカスタマイズします。
  3. ノードメトリクスの有効化:
    • New Relic のエージェントと互換性のあるフォーマットでメトリクスを出力するために Kafka 用設定を編集します。  
      ここでは JMX モニタリング設定と Java オプションの確認を行います。
  4. メトリクス収集の確認:
    • Kafka メトリクスが New Relic ダッシュボードにレポートされているかを確認します。  
      メトリクスには、ブローカーの健全性、パーティションのパフォーマンス、コンシューマーの遅延メトリクスが含まれています。
  5. メトリクスを活用した最適化:
    • New Relic UI 内で収集された Kafka ノードメトリクスを分析し、問題のトラブルシューティング、クラスタ設定の最適化、効率的なリソース利用を実現します。