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今夏、New Relicは新しい製品体系と価格体系を発表しました。また、New Relicユーザーのデータ構造およびユーザーとアカウントの関連性など一連の構造についても新しいモデルを発表しました。ドキュメントではユーザーモデルと呼んでいます。

https://blog.newrelic.co.jp/new-relic-news/new-product-and-pricing/

自分のアカウントがどちらの価格体系なのか、どちらのユーザーモデルなのか、はユーザー管理を考えるときなどに重要になってきます。ドキュメントに詳細が書かれていますが、この記事では概要とどのように見分けるかを紹介したいと思います。

Organization(組織)とは

従来のNew Relicアカウントはマスターアカウントとそのサブアカウントという1段階の親子構造がありました。これを拡張する概念としてOrganization(組織)という構造を導入しました。組織は、1つ以上の関連するアカウントの集合体です。従来のマスターとサブアカウントという親子関係は1つの組織に属していることになります。また新しいモデルでは、親子関係の概念がうすくなり1つの組織に複数のアカウントが横並びに存在する、という構造になります。

価格体系の見分け方

1つの組織は、2つあるうちのどちらか1つの価格体系を持ちます。従来の価格体系をOriginal pricing、新しい価格体系をNew Relic One pricingと呼んでいます。アカウントがどちらに属しているか確認するためには、画面右上のアカウントドロップダウンメニューから「Manage your plan」を選択します。

下の画面のようにIngest Dataの容量とユーザー数に基づく表示がされた場合はNew Relic One pricingです。

下の画面のようにAPM、Browserなどの機能カテゴリごとの表示がされた場合はOriginal pricingです。

 

ユーザーモデルの見分け方

1つの組織は、2つあるうちのどちらか1つのユーザーモデルを持っています。価格体系同様、従来のユーザーモデルをOriginal user model、新しいユーザーモデルをNew Relic One user modelと呼びます。ここで重要なことですが、Original pricingでNew Relic One user modelの場合もありますし、New Relic One pricingでOriginal user modelの場合もあります。価格体系とユーザーモデルは独立しているため、組み合わせとしては全部で4通りありえます。詳細についてもドキュメントを参照してください。

価格設定とユーザーモデルの変更の概要

ここで、New Relicでは同じメールアドレスで異なるNew Relicアカウントの情報を見られることに注意してください。New Relicユーザーを識別するのにメールアドレスが使われますが、同じメールアドレスで異なるアカウントに属することができます。以前はログインしてからどのアカウントの情報を見るか選択できていましたが、New Relic Oneでは挙動が変わっています。同じメールアドレスで異なる組織(アカウントではなく、組織です)に属している場合、ログイン時にどの組織のユーザーとしてログインするかを選択する必要があります。1つの組織に属する複数アカウントに属している場合は、ログイン後に複数のアカウントの情報をまとめて見ることができます。例えば、Entity Exploreでは異なるアカウントの情報がまとめて表示されます。この画面で表示されているアカウントはすべて同じ組織に属しています。

ですので、ユーザーモデルを見分けたい場合、見分けたい対象の組織に属しているユーザーとしてログインしているかを確認してください。そして、見分けるには、画面右上のアカウントドロップダウンから「User preferences」を選択します。

下のような画面が表示された場合はNew Relic One user modelです。

もっと項目の多いこのような画面が表示された場合はOriginal user modelです。

困ったときは

見分け方がわからない、見分けることはできたが実際の機能でどのように影響が出るのかわからない、などご不明な点はぜひNew Relicにお問い合わせください。