はじめに
KubernetesのHorizontal Pod Autoscaling情報を取得するAPI(@autoscaling/v2
)が1.23で有効化され、1.26で旧API(@autoscaling/v2beta2
)が廃止されました。これに伴い、New RelicのKubernetes Integrationがサポートするクラスターのバージョンが1.23以上に変更となりました(参考)。詳細は公式ドキュメントをご参照ください。
具体的には以下のコンポーネントのバージョンが必要になります。
- nri-kubernetes(newrelic-infrastructure): + v3.17
- kube-state-metrics(ksm) + v2.7
Kubernetes Integrationをご利用のお客様は適切なバージョンのコンポーネントを利用しているかご確認ください。
確認およびupdate方法
Helmの場合
nri-bundle5.0.28以上を指定してインストールしてください。
万が一クラスターバージョンが1.22以下の場合は、nri-bundle5.0.26以下を使用してください(こちらはサポート外となりますこと予めご承知おきください)。
マニフェストの場合
New RelicのAdd dataで表示されるインストールコマンドにて、Kubernetesバージョンを特定してクラスターのバージョンに合わせたマニフェストを自動生成します。必要に応じて再度マニフェストを自動生成し、New Relic Kubernetes Integrationをupgradeしてください。
おわりに
Kubernetesはバージョンアップのライフサイクルが早いため、便利な機能がいち早く利用できるようになる一方で継続的なバージョンアップ作業が必須になります。計画的なバージョンアップを行い、最新機能を使いこなしましょう。
本ブログに掲載されている見解は著者に所属するものであり、必ずしも New Relic 株式会社の公式見解であるわけではありません。また、本ブログには、外部サイトにアクセスするリンクが含まれる場合があります。それらリンク先の内容について、New Relic がいかなる保証も提供することはありません。