Amazon EKSをご利用で、Kubernatesのバージョンを1.23以降にバージョンアップしたらPixieのpodのvizier-metadataがPendingのステータスのままとなったというお問い合わせがございます。PixieではPV(永続ボリューム)が利用されておりますが、Kubernates 1.23以降で関連するドライバーがデフォルトでは利用できなくなったことが原因となります。
https://github.com/pixie-io/pixie/issues/701

対応策としてまず、以下のAWSのサイトを参考の上、CSI driverの導入を行ってください。
https://docs.aws.amazon.com/eks/latest/userguide/ebs-csi.html

また、手順通りに行ったつもりでも、正常に導入できていない場合があります。以下のAWS提供のサンプルアプリをご利用いただくことで、正常に導入できたかをご確認できますので、こちらでご確認ください。
https://docs.aws.amazon.com/eks/latest/userguide/ebs-sample-app.html


サンプルアプリでCSI Driverの導入が正常にできている場合でも、まだ正常に動作しない可能性があります。その場合、PVに古いデータが残っており、その影響で正常に動作しない可能性があります。

その場合、さらに以下のことを実施してみてください。

  • 古いPVの削除
    • kubectl delete pvc metadata-pv-claim -n <namespace名>
  • k8s integrationの再導入


上記を実施されても、なお解決されない場合テクニカルサポートまでお問い合わせいただければ幸いでございます。なお、お問い合わせ時は以下の情報もご提供いただければスムーズにご案内させていただけます。

  • 本ブログに記載の内容をすでに実施済みであること
  • 現状の問題となっている状況の詳細
  • 対象のクラスター名
  • こちらのpixie-diagの実行結果