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本ブログでは、主要CDNの1つであるAzure CDNで発生するログをNew Relicに送信するための設定をご案内させて頂きます。
オリジンサーバのパフォーマンスと合わせてCDNの状況も可視化することで一元管理することが可能です。
Azure CDNとは
2022年6月現在、下記のようなラインナップになっています。
- Azure Front Door
- Azure CDN Standard from Microsof(Classic)
- Azure CDN Standard from Akamai
- Azure CDN Standard from Verizon
- Azure CDN Premium from Verizon.
それぞれサポートされている機能が異なるので、機能の違いに関してはこちらのドキュメントからご確認ください。
また事前に New Relic からログの送信が必要です。
送信設定に関してはこちらのドキュメントをご参照ください。
今回は「Azure CDN Standard from Microsof(Classic)」を例に解説します。
Azure CDN Standard from Microsof(Classic)の構築
(1)Front Door とCDN プロファイルから「Azure CDN Standard from Microsof(Classic)」を選し「続行」をクリック
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(2)任意のリソースグループやプロファイル名を設定し、必要に応じてエンドポイントを設定し「確認と作成」をクリック
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(3) 設定内容に問題なければ「作成」をクリック
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Azure CDNの生ログ転送設定方法
Azure CDN で受信される全ての要求について記録された生ログをNew Relicに送信する設定を行います。設定を行うことでNew Relic 上でAzure CDNのトラブルシューティングを行うことができるようになります。
生ログのプロパティはこちらのドキュメントをご参照ください。
(1)対象となるCDNプロファイルの「監視」→「診断設定」をクリック
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(2)「診断設定を追加する」をクリック
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(3)生ログを送信する場合は「AzureCdnAzzessLog」にチェックをし、宛先を事前に作成したストレージアカウント、もしくはイベントハブを選択し「保存」をクリック
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Azure CDNの診断ログ転送設定方法
Azure CDNのCDNPoPやCDNエッジからみたHTTP応答の統計とエグレス統計を示すメトリックを収集することが可能です。
メトリックの詳細はこちらのドキュメントをご参照ください
(1)対象となるエンドポイントの「監視」→「診断ログ」をクリック
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(2) 「CoreAnalytics」にチェックをし、宛先を事前に作成したストレージアカウント、もしくはイベントハブを選択し「保存」をクリック
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AKAMAI,Verizon に関して
AKAMAIとVerizonはエンドポイントから診断ログ転送はできますが、生ログ転送はAzureが機能として提供していないためできません。
代わりにVerizonはプロファイルからレポートを見ることが可能です。
(1)CDNプロファイルから「管理」をクリック
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(2)レポートが表示され、帯域幅やキャッシュヒット率などを確認することが可能
(これはAzure CDN Standard from VerizonとAzure CDN Premium from Verizonで利用できる機能で、Premiumはさらに詳細なレポートをみることが可能)
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New Relic Dashboardの作成例紹介
Azure CDN ログをNew Relicに連携することで以下のダッシュボードを作成することができるようになります。APMやブラウザ、Syntheticsの結果も連携し統合的にサービス監視が可能になります。
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まとめ
Azureを利用した環境においてもこのように簡単に連携し、サービス全体を把握することが可能になります。サービスの健全性を正しく把握することの必要性や他サービスとの連携は、こちらのブログをご参照ください。
より良いサービス運営にNew Relicをご活用いただけますと幸いです。
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