New Relic Infrastrucure Agentは最近のリリースでNew Relic Logsへのログ送信機能が追加されました。これにより、ログ転送ソフトウェアのセットアップなしに、OS上のファイルなどをNew Relic Logsに送信できます。Windowsイベントログについてもサポートされるようになったので、紹介したいと思います。
手順はこちらのドキュメントにまとまっています。Infrastructure Agentをインストールします。Windowsの場合はMSI形式で提供されています。また、ログの転送機能を使う場合、最新のVisual C++再配布可能パッケージのインストールも必要です。
インストール後、C:\Program Files\New Relic\newrelic-infra\logging.d\
のフォルダに移動します。file.yml.example
のようなファイルがいくつかありますが、これがログ転送設定ファイルのサンプルです。Windowsイベントログについては、winlog
というキーワードで次のように指定します。
logs: - name: windows-security winlog: channel: Security collect-eventids: - 4624 - 4265 - 4700-4800 - 5000-5100 exclude-eventids: - 4735 - name: windows-application winlog: channel: Application
channel
はイベントログの名前を指定します。collect-eventids
を指定すると指定したイベントIDのイベントのみを転送します。exclude-eventids
を指定したイベントを除外することもできます。(exclude-eventidsのほうがcollect-eventidsより優先度が高いです)
これで、New Relic Logsでイベントログを見ることができます。
Windowsイベントログの他に、ファイルやTCP経由、またfluentbitの設定ファイルを指定する方法もGitHubで紹介されています。ぜひお試しください。
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