NRIグループのNRIデジタル、開発標準基盤にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を採用
ユーザー体験向上までを視野に入れたオブザーバビリティ活用でアプリケーション開発の生産性とシステム品質を向上、顧客のデジタル競争力強化を支援
デジタルビジネスに可観測性プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 真一朗、以下「New Relic」)は、株式会社野村総合研究所(NRI)のグループ企業であるNRIデジタル株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:雨宮 正和、以下「NRIデジタル」)にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」が採用され、運用が開始されたことを発表します。NRIデジタルでは、アプリケーション開発の標準基盤にNew Relicを取り込み、顧客のデジタル戦略を支えるシステムの品質と性能を向上し、顧客のデジタルサービスにおけるユーザー体験を高いレベルで維持し、顧客企業の競争力および価値向上に役立てていくことを目指しています。
■導入の背景と経緯
NRIデジタルでは、ビジネスモデルを設計するビジネスデザイナーやアプリケーションデベロッパー、プラットフォームアーキテクトなど、さまざまな専門性を有するスペシャリストが一体となって、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)をスピーディに支援しています。顧客のDXを手がける各プロジェクトチームは、それぞれがDevOps体制のもとでアプリケーション開発とインフラ運用を担い、システムの安定稼動を担保してきました。このチーム体制をさらに強化し、顧客のデジタルビジネスを支えるアプリケーションの性能問題をより迅速に解決するために、New Relicを採用しました。
■New Relicの導入と効果
New Relicは、ソースコードに手を加えることなく、アプリケーションの性能監視と状態の可視化を実現できます。NRIデジタルでは、アプリケーション開発の標準基盤にNew Relicを取り込み、リリース後のアプリケーションのみならず、リリース前のアプリケーションについてもオブザーバビリティを確保して、「総合テスト」段階でNew Relicによる性能テストを行い、品質を担保する取り組みを推進しています。
また従来は、運用中のアプリケーションに性能上のトラブルが発生した場合、まずはインフラ運用チームが問題原因の調査を行い、その情報をもとにアプリケーション開発者が手作業でビジネスロジック上の問題を探し当てるといったフローで対応が行われていました。このたびアプリケーションのオブザーバビリティの実現を機に体制を見直し、アプリケーション開発チームが性能問題の調査から問題の特定、解決までを、独力でスピーディに行えるようにするDevOps体制づくりを推し進めています。これにより、以前は数時間を要していたような問題原因の特定が10分で完了するといった成果も上がっています。
NRIデジタルでは今後、New Relicを軸にアプリケーション開発チームによるオブザーバビリティのさらなる活用を促進し、障害予兆の検知や問題発生を可能な限りに早期に発見する取り組みに力を注いでいく計画です。併せて、オブザーバビリティによる可視化の対象をアプリケーションのユーザー体験にまで拡大し、顧客が展開するデジタルビジネスの競争力維持・強化に貢献していくことも視野に入れています。New Relicではこれからも、NRIデジタルの取り組みを業界最高レベルのテクノロジーとサービスの両面からバックアップしていきます。
NRIデジタル株式会社 DX開発ディレクター
DXエンジニアリング3 リードアーキテクト 阿部 昌平氏 コメント
お客さまのデジタルビジネスを支えるアプリケーションのオブザーバビリティをNew Relicによって強化し、性能問題を早期に発見したり、障害予兆を高精度に検知したりすることが可能になれば、システムの可用性が高まり、お客さまにとっての当社の価値をさらに向上させることができるでしょう。また、New Relicによって、アプリケーションのユーザー体験を可視化して良好に保ち、お客さまのデジタルビジネスの競争力アップに貢献していきたいとも願っています。
New Relic 株式会社 代表取締役社長 小西 真一朗 コメント
日本企業のDXによる競争力の強化を支援されているNRIデジタル様のサービス品質向上の取り組みに New Relic が貢献できることを大変光栄に感じます。New Relicのエンドツーエンドオブザーバビリティ(可観測性)の活用によって、NRIデジタル様のアプリケーションの品質、性能、お客様のユーザー体験の維持・強化を実現いただき、日本企業のデジタルビジネスの発展にお役立ていただけるものと確信しています。
■ NRIデジタル 様のNew Relicご採用事例の詳細は、こちらをご参照ください。
■ その他のお客様によるNew Reilc採用事例はこちらからご覧いただけます。
■ New Relicのファクトシートやロゴ等は、こちらからご確認いただけます。
■New Relicについて
2008年に創業したNew Relic は、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOps チームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は15,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。
■オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」について
New Relic はお客様がより完璧なソフトウェアを作成するために構築された、最も強力なクラウドベースの観測プラットフォームです。世界中のエンジニアリングチームがNew Relic を利用して、アップタイムとパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、市場投入までの時間の短縮を実現しています。New Relic には、組織がオブザーバビリティを実現するために必要なすべての機能が含まれています。
・Telemetry Data Platform:
ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラストラクチャのデータを収集、可視化することができます。これは、すべての運用データの単一で正しいソースとなるように設計されています。
・Full Stack Observability:
APM、インフラストラクチャ、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体を1つのコネクテッドエクスペリエンスで簡単に分析し、トラブルシューティングを行います。
・Applied Intelligence:
インシデントを迅速に検出、理解、解決するための応用インテリジェンスが備わっています。
※New Relic は、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。
将来予想に関する記述
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New Relicについて
アプリケーションパフォーマンス監視(APM)が発案されて以来、New Relicは最先端のプラットフォームとしてオブザーバビリティの最前線に立っており、デジタル体験の中断を解消します。adidas Runtastic、米国赤十字社、Domino’s、GoTo Group、Ryanair、Topgolf、William Hillといった世界中の企業がNew Relicを利用して、より優れたデジタル体験を創造し、収益を最適化し、イノベーションをリードしています。 www.newrelic.com.