New Relicのエラー追跡機能「Errors Inbox」を強化し、一般提供を開始

ソフトウエアエンジニアがシステムエラーのユーザーへの影響を深く把握し、 コンテキストを踏まえたデバッグや優先順位決定、Slack上でエラーを共同で解決することが可能に

2023年 3月 17日

デジタルビジネスに可観測性プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 真一朗、以下「New Relic」)は、全てのソフトウエアスタックにわたって発生するエラーを主体的に検知し、対応の優先順位決定(トリアージ)を行い、顧客が影響を受ける前に対策を講じることができるエラー追跡機能「Errors Inbox」の一般提供を開始しました。Errors Inboxは、オブザーバビリティ・プラットフォーム「New Relic」に統合された拡張機能で、新たなユーザー影響別ビュー、トレースおよびログ全般にわたる相関データへのアクセス、Slackとのインテグレーションなどが強化されています。

既存のエラー追跡機能では小規模のエラーを検知できずに見逃してしまい、ユーザーへ影響を与えてしまうことがありました。今回強化されたエラー追跡機能Errors Inboxによりソフトウエアエンジニアは、これまで見過ごしてきたようなエラーも含めすべてのエラーを検知できるようになり、問題解決に費やすエンジニアの作業負荷を軽減し、システムの顧客満足度を改善することが可能となります。 Errors Inboxでは、New Relicプラットフォーム上の画面で、APM(アプリケーションパフォーマンス監視)、MobileなどのRUM(リアルタイムユーザーモニタリング)、およびサーバレス・データを含む全てのアプリケーションスタックを通してエラーのトリアージや解決ができる、唯一のオブザーバビリティ・プラットフォーム*です。

 

影響を受けたユーザーのErrors Inboxのスクリーンショット

New Relic Errors Inbox - システムのエラーを俯瞰してトリアージするための一覧画面

 

 

New Relic オブザーバビリティ・プロダクト部門 GM兼CGO(Chief Growth Officer) Manav Khuranaのコメント

アプリケーションの複雑化に伴い、エラーが顧客体験に影響を与える前に、エンジニアが主体的にエラーをトリアージし、修正できる仕組みが必要となっています。New Relicのエラー追跡機能Errors Inboxを活用することで、ウェブ、モバイル、バックエンドエンジニアが、顧客に影響を及ぼすような重大なエラーが発生するたびに一箇所で問題を優先順位付けし、迅速に解決できます。また、Errors Inboxはオールインワン・オブザーバビリティ・プラットフォームNew Relicに統合されているため、エラー発生時に関連するトレースやログなどが自動的に表示され、発生したエラーの内容や状況を的確に把握してエラーのデバッグをより迅速に行うことができます。

 

強化されたErrors Inboxの機能は以下の通りです。

  • ユーザー影響別画面:ある期間に影響を受けた特定のユーザー別のエラーグループに分けて一覧表示されます。発生したエラーの数だけを把握するのではなく、どれだけ多くのユーザーにどういったエラーが発生したか、重要性が可視化され、ビジネスに最も大きな影響を与えるエラーの優先的な対応が可能となります。
  • トレースおよびログ間の相関:スタックトレース、分散(ディストリビューテッド)トレーシング、ログの各機能と連携することでフルスタックな視点での根本的なエラー要因を一つの画面で表示します。従来型のエラー追跡ツールのように、複数のサービス間で発生した複雑なエラーのデバッグ時にコンテキスト別の画面やツールを切り替える必要がなくなります。
  • Slack連携:新しく発生したエラーは直ちにSlackに送信されるため、エラー検知からトリアージに至るまでプラットフォーム間の画面切り替えが不要となります。エンジニアは、エラーや再発したバグを迅速に発見し、顧客への影響が発生する前に、迅速に問題を解決できます。

 

過去12ヶ月間でErrors Inboxによって特定、管理されたエラー件数は100万件に上ります。New Relicは、エラーをユーザー別および、影響度別に洗練された方法でグループ分けし、コンテキスト付きで一つの画面に表示できる唯一のツール*であり、エンジニアチームが問題を先取りし、より迅速なコードのデプロイを可能にします。

 

New RelicErrors Inboxのエラーグループサマリとトレースの画面キャプチャ

New Relic Error Group Summary - エラーグループごとの詳細画面

 

Beyond Finance社 ソフトウエアエンジニア Ashley Zagorski氏のコメント

Beyond Financeにおける私たちの目標はシンプルです。一人一人が負債から抜け出すのを手助けすることです。それを実現する上で重要なのが、アプリケーションの健全性を監視できる能力です。私たちはエラ―追跡機能Errors Inboxを使って、フルスタックのエラーを検知し、トリアージを行い、解決するまですべて一箇所で行います。エラー追跡を真実発見のツールとして用いることで、チーム一丸となって問題を把握し、解決策を試み、最終的にはより迅速にエラーを解決することで、顧客満足度を改善し、より多くの時間をより創造的な作業に割くことができます。

New Relicエラー追跡機能は、New Relicフルプラットフォーム・ユーザーであれば誰でも無料で利用できます。詳細については、ウエブサイトhttp://www.newrelic.com/jpまたはブログ、およびドキュメントページを参照ください。

 

*グローバル規模の主要モニタリングツールとして(自社調べ2023年1月)

 

■ New Relicのファクトシートやロゴ等は、こちらからご確認いただけます。

 

■New Relicについて

2008年に創業したNew Relic は、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOps チームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は15,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。

 

オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」について

New Relic はお客様がより完璧なソフトウェアを作成するために構築された、最も強力なクラウドベースの観測プラットフォームです。世界中のエンジニアリングチームがNew Relic を利用して、アップタイムとパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、市場投入までの時間の短縮を実現しています。New Relic には、組織がオブザーバビリティを実現するために必要なすべての機能が含まれています。

・Telemetry Data Platform:
ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラストラクチャのデータを収集、可視化することができます。これは、すべての運用データの単一で正しいソースとなるように設計されています。

・Full Stack Observability:
APM、インフラストラクチャ、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体を1つのコネクテッドエクスペリエンスで簡単に分析し、トラブルシューティングを行います。

・Applied Intelligence:
インシデントを迅速に検出、理解、解決するための応用インテリジェンスが備わっています。

※New Relic は、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。

 

将来予想に関する記述

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New Relicについて

アプリケーションパフォーマンス監視(APM)が発案されて以来、New Relicは最先端のプラットフォームとしてオブザーバビリティの最前線に立っており、デジタル体験の中断を解消します。adidas Runtastic、米国赤十字社、Domino’s、GoTo Group、Ryanair、Topgolf、William Hillといった世界中の企業がNew Relicを利用して、より優れたデジタル体験を創造し、収益を最適化し、イノベーションをリードしています。 www.newrelic.com.

メディアコンタクト

New Relic株式会社

広報担当

Japan_pr@newrelic.com