ベル・データ、「クラウドマネージドサービス」にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic One」を採用

マルチクラウドでエンドユーザーのサービス体験を計測、顧客視点でシステムを見通し品質向上を目指す

2022年 5月 30日

デジタルビジネスに可観測性プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 真一朗、以下「New Relic」)は、ベル・データ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木 明一、以下「ベル・データ」)が、同社の「クラウドマネージドサービス」にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic One」を導入したことを発表します。

■導入の背景と経緯

ITアウトソーシング、クラウド、アプリケーション、ハード/ソフトウェア、インフラ、サポートまでを「One Stop Service」として提供するベル・データは、IBMパートナーとして4,000件に迫るIBM Power Systems/IBM iの提供実績があり、中堅・中小の製造業や物流企業などに強固な顧客基盤を持っています。

同社では新たに、パブリッククラウド上に構築した顧客システムの運用監視を担う「クラウドマネージドサービス」の提供を開始。クラウドマネージドサービスは、AWS、Azure、GCP、IBM Cloudなど様々なクラウド上に構築された顧客システムに対し、統合的なモニタリングサービスを提供するものです。その特徴は、エンドユーザーのサービス体験(CX)を計測しシステム運用の品質向上を目指すことにあり、マルチクラウドに対応する統合的なモニタリングツールとしてNew Relic Oneが採用されました。

■New Relic Oneの導入と想定効果

ベル・データは、新しいクラウドマネージドサービスの設計の起点であるユーザー体験の計測にNew Relic Oneを活用しています。例えば、ECサイトでレスポンスが悪化する予兆があらわれると、New Relic One のSynthetics(外形監視)がこれを検知して自動通報します。ベル・データのエンジニアは、New Relic One のAPMとInfrastructureによって、アプリケーションプロセスのどこにボトルネックがあるのか、その原因がコードあるいはインフラのどこにあるのか即座に特定することができます。さらにNew Relic Query Language(NRQL)によりダッシュボードを自由にカスタマイズして、エンジニアが見たい情報を見たい形で可視化できることで、問題の検知から原因の特定までのリードタイムが劇的に短縮されました。インフラエンジニアがスロークエリやコード上の問題点を特定することも容易となり、誰もが正しく原因を特定できるようになったことで問題解決の初動が迅速化を実現し、サービス品質の向上につながっています。

クラウドサービスごとに使い分けていたツールをNew Relic Oneに一本化できたことで、エンジニアの学習効率・業務効率向上の効果も得られています。ユーザー体験を起点にシステム全体を俯瞰的に見ていくことと、ドリルダウンしながらアプリケーションやインフラリソースを詳細に見ていく経験を重ねる中で、エンジニアが様々なテクノロジー領域に対して理解を深め、SREに求められるスキルを着実に高めることにつながっています。

■ベル・データ株式会社 DX推進部 クラウド推進課 課長 テックリード 篠﨑 素法 氏コメント

「DX推進部全体で、お客様視点・全体視点でサービスやシステムを見通す習慣が根づいてきたと感じています。担当領域ごとの縦割り意識が解消し、クラウドサービスの提供を通じて全員でお客様のDXを支援するというベクトルに向かっています。New Relic Oneを使いこなす過程でDevOpsが実践される形になったことは、期待以上の効果と言えるでしょう。」

■New Relic株式会社 代表取締役社長 小西 真一朗 コメント

「ベル・データ様のクラウドマネージドサービスに、New Relicが貢献できることを大変光栄に思います。今後は、New Relic Oneのダッシュボード上でビジネスKPIとメトリクスを統合的に分析し、より良い顧客体験と収益の最大化に向けて、New Relicのエンドツーエンドオブザーバビリティ(可観測性)をお役立ていただけるものと期待しています。」

New Relicについて

2008年に創業したNew Relic は、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「可観測性プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決する DevOps チームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。全世界で15,400社以上、ならびにFortune 100企業の過半数で導入されています。日本でもすでに数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。

New Relic Oneについて

New Relic Oneはお客様がより完璧なソフトウェアを作成するために構築された、最も強力なクラウドベースの観測プラットフォームです。世界中のエンジニアリングチームがNew Relic Oneを利用して、アップタイムとパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、市場投入までの時間の短縮を実現しています。New Relic Oneには、組織がオブザーバビリティを実現するために必要なすべての機能が含まれています。

・Telemetry Data Platform:
ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラストラクチャのデータを収集、可視化することができます。これは、すべての運用データの単一で正しいソースとなるように設計されています。

・Full Stack Observability:
APM、インフラストラクチャ、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体を1つのコネクテッドエクスペリエンスで簡単に分析し、トラブルシューティングを行います。

・Applied Intelligence:
インシデントを迅速に検出、理解、解決するための応用インテリジェンスが備わっています。

※New Relic は、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。

【このプレスリリースに関するお問合せ先】

New Relic株式会社 マーケティング部 担当:七戸、大庭
TEL: 03-4577-9065 Email: japan_marketing@newrelic.com

株式会社井之上パブリックリレーションズ New Relic PR担当:岡崎、白川、横田
TEL: 03-5269-2301 Email: newrelic@inoue-pr.com

New Relicについて

New Relicは、オブザーバビリティのリーダーとして、優れたソフトウェアの計画、構築、デプロイ、実行に対するデータ駆動型のアプローチでエンジニアを支援しています。New Relicは、エンジニアがあらゆるテレメトリ(メトリクス、イベント、ログ、トレース)を取得できる唯一の統合データプラットフォームを提供し、強力なフルスタック分析ツールとの組み合わせにより、エンジニアが意見ではなくデータを用いて最高の仕事をできるよう支援します。New Relicは、直感的で予測可能な価格体系を採用しています。計画サイクルタイム、変更失敗率、リリース頻度、平均解決時間の改善を支援することにより、エンジニアに高い費用対効果をもたらします。Adidas Runtastic, American Red Cross, Australia Post, Banco Inter, Chegg, GoTo Group, Ryanair, Sainsbury’s, Signify Health, TopGolf および World Fuel Services (WFS) などの世界有数の企業がNew Relicをお使いいただいています。お客様が稼働時間と信頼性を向上し、運用効率を高め、革新と成長を促す優れた顧客体験を提供する支援をしています。www.newrelic.com

メディアコンタクト

New Relic株式会社

広報担当

Japan_pr@newrelic.com