JR東日本のモビリティ・リンケージ・プラットフォームの 開発高速化、高品質化に向けてNew Relic One が導入されました

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2022年 3月 29日

デジタルビジネスに可観測性プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 真一朗、以下「New Relic」)は、この度、東日本旅客鉄道株式会社本社:東京都渋谷区、社長:深澤 祐二、以下「JR東日本」)に、オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic One」を導入したことを発表します。

■導入の経緯

JR東日本では、グループ経営ビジョン「変革 2027」において、移動のための検索・手配・決済 をオールインワンで提供する「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」を構築し、 「シームレスな移動」「総移動時間の短縮」「ストレスフリーな移動」を実現することを目指しています。 モビリティ・リンケージ・プラットフォームは、MaaS事業部門が手掛ける『Ringo Pass』『JR東日本アプリ』『TOHOKU MaaS』といった複数のサービスの共通基盤として構築されており、アカウント管理、認証、決済、外部連携などを共通の仕組みとして JR東日本の各種サービスから利用することを可能にしています。

モビリティ・リンケージ・プラットフォームの開発と運用では、お客様需要の変化に対応するため、アジャイル開発、コンテナ&Kubernetes、マイクロサービスといったクラウドネイティブなテクノロジーやアプローチの採用を進めています。そのため開発と運用のモダナイズを進める中では、複数のサービスにまたがってユーザー体験に影響するような問題の予兆検知と迅速な原因特定を行うことや、アプリケーション開発時の性能テストから本番環境のモニタリングまでを一気通貫で実現できることが求められていました。

■導入の目的と想定効果

New Relic Oneは、Webアプリケーションのレスポンスタイム、スループット、エラー率、トランザクションなどを可視化するとともに、ユーザー体験に影響するコードやコード間の依存関係をリアルタイムで特定します。特によりユーザー価値を高めるためには高頻度の機能開発を実現する必要があり、New Relic One はリリース前の性能試験と本番運用で同様の計測を実現できることが評価されました。また実装に当たってはその容易性とエンジニアサポートの品質も導入に際して評価されています。

また、JR東日本の開発チームでは、顧客価値に対する指向が高いため、アプリケーション開発者自身がサービス提供段階でも品質に責任を持つことを意識しています。そのため開発チームが New Relic One のダッシュボードから SREの指標を確認できる状態などを目指しています。

■東日本旅客鉄道株式会社 MaaSサービス開発グループ 安藤 優 氏コメント
「JR東日本は、鉄道事業を中核にSuicaの導入や駅ナカ開発などを通じてお客さまの利便性向上に取り組んできました。私たちは、『人の流れをつくる』鉄道事業を担うJR東日本だからこそ提供できる、お客さま価値の高いモビリティサービスを創造し、新しい時代の社会インフラとなる事業へと成長させていきたいと考えています。私たちのビジョンを具現化するために、New Relic Oneの可視化する情報が様々なシーンで役立てられることを期待しています。」
 
■New Relic 株式会社 代表取締役社長 小西 真一朗コメント
「東日本旅客鉄道株式会社のビジネス成長とイノベーションにNew Relicが貢献できることを大変光栄に思います。モビリティ・リンケージ・プラットフォームは日本の移動の概念を進化させるMaaSの最先端の取り組みであり、New Relicもそのミッションを強く支援したいと考えています。すでに本番環境でも New Relic One が採用されている モビリティ・リンケージ・プラットフォーム を中心に、鉄道だけではない移動手段の利便性や信頼性の向上に全力で貢献していきます。」

New Relicについて

2008年に創業したNew Relic は、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「可観測性プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決する DevOps チームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。全世界で15,400社以上、ならびにFortune 100企業の過半数で導入されています。日本でもすでに数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。

New Relic Oneについて

New Relic Oneはお客様がより完璧なソフトウェアを作成するために構築された、最も強力なクラウドベースの観測プラットフォームです。世界中のエンジニアリングチームがNew Relic Oneを利用して、アップタイムとパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、市場投入までの時間の短縮を実現しています。New Relic Oneには、組織がオブザーバビリティを実現するために必要なすべての機能が含まれています。

New Relicについて

New Relicは、オブザーバビリティのリーダーとして、優れたソフトウェアの計画、構築、デプロイ、実行に対するデータ駆動型のアプローチでエンジニアを支援しています。New Relicは、エンジニアがあらゆるテレメトリ(メトリクス、イベント、ログ、トレース)を取得できる唯一の統合データプラットフォームを提供し、強力なフルスタック分析ツールとの組み合わせにより、エンジニアが意見ではなくデータを用いて最高の仕事をできるよう支援します。New Relicは、直感的で予測可能な価格体系を採用しています。計画サイクルタイム、変更失敗率、リリース頻度、平均解決時間の改善を支援することにより、エンジニアに高い費用対効果をもたらします。Adidas Runtastic, American Red Cross, Australia Post, Banco Inter, Chegg, GoTo Group, Ryanair, Sainsbury’s, Signify Health, TopGolf および World Fuel Services (WFS) などの世界有数の企業がNew Relicをお使いいただいています。お客様が稼働時間と信頼性を向上し、運用効率を高め、革新と成長を促す優れた顧客体験を提供する支援をしています。www.newrelic.com

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New Relic株式会社

広報担当

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