KDDIグループで「auスマートパス」などのデジタルサービス開発を担う 株式会社medibaに New Relic One が導入されました

2022年 3月 10日

デジタルビジネスに可観測性プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 真一朗、以下「New Relic」)は、この度、株式会社mediba(本社:東京都港区、代表取締役社長:江幡 智広、以下「mediba」)に、オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic One」を導入したことを発表します。

 

■導入の経緯

1,500万人超の有料会員を擁する「auスマートパス」などauブランドの人気ポータルサービスを開発、運営するKDDIグループのmedibaでは、開発と運営を行うサービスの信頼性と顧客体験向上を目標としていました。しかし従来利用していた監視ツールではシステムの死活監視やリソース監視にとどまり、サービスの信頼性や顧客体験に関連する指標となるアプリケーションのレスポンス劣化やそれらが及ぼすユーザー体験の把握までを観測することができませんでした。

また、より良いお客様体験や価値あるサービスを提供するためには、サービスを構成するシステム性能の予測・計測・実証を高速に繰り返すための試行錯誤が必要です。しかし従来はシステム利用規模や発生するトランザクション量に応じた課金体系のツールを利用していたため、収益化していないサービスやシステムにおいても試行錯誤の量に応じてコストが増加してしまうという課題がありました。そのため、システムのトランザクションやデータ量に影響を受けにくいコスト構造の監視モデルを実装する必要がありました。

 

■導入の目的と想定効果

New Relic One の導入によって、アプリケーション性能の劣化原因の解決が高速化されたことは、数々の過去実績と同様にmedibaでも発揮されました。New Relic Oneは、Webアプリケーションのレスポンスタイム、スループット、エラー率、トランザクションなどを可視化するとともに、ユーザー体験に影響するコードやコード間の依存関係をリアルタイムで特定します。こうしたメトリクスは「ユーザーの体感」として解釈可能であり、SREチームがサービス品質を改善するための有益な情報が含まれているため、New Relic Oneをmedibaの80名のエンジニアチーム内だけでなく、ビジネス部門と共有していく取り組みも始まっています。

また、従来利用していた監視ツールではシステム利用規模や発生するトランザクション量でコストが増加してしまうため、エンジニアチームによるシステム検証の多くは制限されているか、オブザーバビリティを実装しないまま検証が進められていました。しかし New Relic One はユーザー課金を基本としシステムトランザクション量にコストが大きく左右されないため、エンジニアチームはテスト環境でオブザーバビリティを保ったままの検証と改善をより高速化することが可能になりました。

 

■株式会社mediba CTO準備室 佐藤 崇 氏コメント

「モバイル通信業界は再び大きな変革期に突入しました。medibaのミッションは、お客様が『auを長く使い続けたい』『auと共に人生を過ごしたい』と思っていただけるポータルサービスの提供を通じて、auブランドの価値向上に貢献することです。より良いお客様体験、より優れたお客様価値を追求するためのインフラやアプリケーションの改善には、予測・計測・実証のサイクルが必須だと考えています。様々なケースを想定した環境を用意して、アプリケーションパフォーマンスを計測し、実際に期待通りのサービス品質が得られるかを検証する――New Relic Oneならコストを抑えながらこうした試行錯誤が可能になります。」

 

■New Relic 株式会社 代表取締役社長 小西 真一朗コメント

「mediba様のビジネス成長にNew Relicが貢献できることを大変光栄に思います。mediba様はauブランドのサービスを担うプライドと信頼性を実現されており、New Relicもそのミッションを強く支援したいと考えています。エンジニア組織における検証サイクルの高速化を阻害しないNew Relic Oneの価格構造がmediba様の挑戦の根源的な活動を支援できることを通じて、mediba様のデジタルサービスの顧客体験やサービス信頼性向上に貢献してまいります。」


 

New Relicについて

2008年に創業したNew Relic は、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「可観測性プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決する DevOps チームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。全世界で15,400社以上、ならびにFortune 100企業の過半数で導入されています。日本でもすでに数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。

 

New Relic Oneについて

New Relic Oneはお客様がより完璧なソフトウェアを作成するために構築された、最も強力なクラウドベースの観測プラットフォームです。世界中のエンジニアリングチームがNew Relic Oneを利用して、アップタイムとパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、市場投入までの時間の短縮を実現しています。New Relic Oneには、組織がオブザーバビリティを実現するために必要なすべての機能が含まれています。

・Telemetry Data Platform:

ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラストラクチャのデータを収集、可視化することができます。これは、すべての運用データの単一で正しいソースとなるように設計されています。

・Full Stack Observability:

APM、インフラストラクチャ、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体を1つのコネクテッドエクスペリエンスで簡単に分析し、トラブルシューティングを行います。

・Applied Intelligence:

インシデントを迅速に検出、理解、解決するための応用インテリジェンスが備わっています。

 

※New Relic は、New Relic, Inc.の登録商標です。

※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。

 

【このプレスリリースに関するお問合せ先】

New Relic株式会社 マーケティング部 担当:七戸

TEL: 03-4577-9065 Email: japan_marketing@newrelic.com

株式会社井之上パブリックリレーションズ New Relic PR担当:岡崎、白川、横田

TEL: 03-5269-2301 Email: newrelic@inoue-pr.com

New Relicについて

アプリケーションパフォーマンス監視(APM)が発案されて以来、New Relicは最先端のプラットフォームとしてオブザーバビリティの最前線に立っており、デジタル体験の中断を解消します。adidas Runtastic、米国赤十字社、Domino’s、GoTo Group、Ryanair、Topgolf、William Hillといった世界中の企業がNew Relicを利用して、より優れたデジタル体験を創造し、収益を最適化し、イノベーションをリードしています。 www.newrelic.com.

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