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FutureStackTokyo 2019 お客様事例で垣間見た、日本のITのこれから

Table of contents

去る3/15に日本で初開催となるNew Relicの旗艦イベント、FutureStackを開催いたしました。当日は500名を超える方にご参加いただき、とても賑やかなイベントとなりました。ご来場くださった皆さま、どうもありがとうございました。 

タイトルにも書いておりますが、私の個人的な所感としては日本のITのこれからの姿を垣間見た思いがしました。というのも、今回のイベントのメインは、既にNew Relicをご活用いただいているお客様の講演だったからです。 

内容が盛りだくさんだったため、2回に渡って当日の様子を写真を交えながらお伝えしたいと思います。 

①基調講演、お客様事例のご紹介(本記事) 

②特別講演、パートナー/New Relic講演、その他会場の様子(次回記事) 

日本法人代表、小西からのご挨拶 

今回のイベントはNew Relic日本法人立ち上げのご挨拶も兼ねているため、冒頭に日本法人代表の小西からご挨拶をさせていただきました。立ち上げに際してたくさんの方々の温かいご支援をいただいたことを、改めてお礼申し上げました。 

CEO、Lew Cirne (ルー・サーニー) の基調講演 

 続いて、New RelicのCEO、Lew Cirne(ルー・サーニー)による基調講演を実施しました。Lewは今回で人生2回めの来日とのこと。FutureStack前日に渋谷に立ち寄り、スクランブル交差点を楽しんだ姿を写真で紹介しました。 

基調講演の中で、Lewisが強調したのは、New Relicのミッションが"To instrument the internet"(インターネットをインストゥルメントする)であるということ。 

2021年までに世界のGDPの半分以上がデジタル化されたものとなる、つまりインターネット上で繰り広げられるというレポートを引用し、そのようなデジタルビジネスを成功させるためにはインストゥルメントによるモニタリングや可視化が重要であるということ、New Relicはそのために開発されたオールインワンなプラットフォームであるということをご紹介しました。 

また、日本法人のシニアソリューションコンサルタント 日吉より、New Relicの最新機能についてご紹介しました。日吉は同日午前中に開催した、2時間半に渡るハンズオンセミナーの講師を終えてからの登壇です! 

まずNew Relicがたった5分で使えるようになる、如何に簡単なツールであるかということを紹介した上で、最新のテクノロジーである 

  • Kubernetes環境の可視化により、インフラからアプリを一気通貫で把握 
  • 分散トレーシングによる、複雑なアプリケーションのパフォーマンス問題切り分け 
  • Applied Intelligenceによる、動的しきい値ベースのアラート設定 

などをデモを交えながらご紹介しました。 

基調講演が終わり、続いて始まったのがイベントのメインとなるお客様講演です。  

マイクロサービス化が進むにつれて現状を"観察"する必要性に気づいた、Dwango様の事例 

まず最初にご登壇いただいたのはDwangoの池田さん。皆さんご存知の着うたなどの音楽配信の他に、最近では自動車メーカーと共同で"しゃべるクルマ"の開発を行っているという動画もご披露いただきました。 

池田さんのチームが持っていた課題は、サービスの成長とともにシステムをどう成長させるかということ。その経過でマイクロサービス化を推し進めていたのですが、バグフィックスや考慮漏れにかける時間が多くなってしまったそうです。その原因の一つとして、マイクロサービスとともに人もサイロ化してしまったことを挙げられていました。 

その状況を改善するために"OODAループ"の"Observe(観察)"に着目し、観察する手段の一つとしてNew Relicを採用いただきました。結果、原因追求や修復の時間を短縮することができ、品質改善をすばやく行うことができるようになりました。それに加えて、本来やりたかった機能の追加・変更に割く時間を倍以上に増やすことができたということです。 

課題の発生・認識から解決までをシンプルかつ定量的に表現いただいていました。 

クラウドやKubernetesなど、最新の技術の導入とともに監視の仕組みも見直した、ZOZOテクノロジーズ様の事例 

続いてご登壇いただいたいのは、ZOZOテクノロジーズの鶴見さん。大手ファッションショッピングサイトZOZOTOWNを支えていらっしゃいます。 

余談ですが、基調講演の中で弊社CEOのLewisがZOZOスーツをその場で着ようとする一コマがありました。 

鶴見さんのチームでは、必要最低限の監視(アクセス監視、リソース監視)はできているものの、アプリケーションパフォーマンスについては定量的に監視していませんでした。パフォーマンスが売上に影響するECサイトを運用しているにも関わらず、曖昧なルールに則っていたという点に課題を感じていたそうです。 

ZOZOTOWNのリプレースを契機に監視の仕組みも見直すことを決め、"パフォーマンスを定量化できる"ことを理由にNew Relicを導入いただきました。その結果、各APIのパフォーマンス状況や曜日ごとの状況などを定量化し、チューニングにつなげることができたとのことです。また、ZOZOTOWNではクラウドやKubernetesといった技術を採用されているため、それらを監視できるという点でもNew Relicをご活用いただいています。 

ZOZOTOWNにおけるNew Relicの活用方法が具体的にわかる、丁寧なプレゼンでした。 

サービスの成長とともにNew Relicを活用し続ける、ミクシィ様の事例 

休憩等を挟んでご登壇いただいたのが、ミクシィの酒井さん。酒井さんたちが提供している家族アルバムのモバイルアプリ「みてね」は、日本国内にとどまらず世界中で400万人以上のユーザーが利用しています。 

酒井さんのチームではサービス開始初期からNew Relicをご活用いただいています。サービス開始から現在までを3つの時期に分けて、各フェーズでの活用方法を解説くださいました。 

  1. 立ち上げ期: 少人数の開発者がUXのデザイン・実装に専念できるようNew Relicを活用 
  2. 成長期: チームの人数が増え、かつサービスの改善や新機能開発を継続するため、エンジニア間でのコミュニケーションツールとしてNew Relicを活用 
  3. スケール期: SREチームが発足しサービスの安定稼働を目指すため、インフラ観点も含めてNew Relicを活用  

サービスの成長に合わせて、New Relicの活用方法も柔軟に変えていかれたことがよく伝わりました。 

ミクシィ様からもFutureStackのレポートを記事にしてくださっていますので、ぜひご覧ください(講演に使用されたスライドも公開されています)。 

チーム全体の品質向上に対する意識変革を実現した、リクルートライフスタイル様の事例 

お客様事例の最後を飾ったのは、リクルートライフスタイルの甲谷さん。今はWeb予約が当たり前になったホットペッパービューティーですが、最初は冊子に掲載されているクーポンを使って電話予約する仕組みだったというご紹介を聞いて、懐かしい気持ちになりました。 

Web予約の利便性もあってサービスは順調に成長、それに伴ってパフォーマンス劣化や障害のリスクも高まっていたため、それに対処するための"守りの投資"が必要でしたが、新機能追加などの"攻めの投資"と比べると優先順位が低くなっていたことを課題に感じられていたそうです。 

守りの投資の重要性を企画側から開発側まで全員で共有するために、まずは内部でサービスレベルの目標を定義、続いてそれを定量的に計測するためにNew Relicを導入いただきました。その結果、甲谷さんのチーム全体で品質改善施策につなげる文化が醸成されたとのことです。その中で、サービス品質だけではなく、サービスを支える人のスキルやモチベーションという観点でのNew Relicの効果もご紹介いただきました。 

New Relicがシステムだけではなく人に与える影響も、具体例を交えてご説明いただいたプレゼンでした。 

お客様事例に共通していること 

これらのお客様事例に共通していることとして、当日のNew Relic講演では 

  • 運用しているシステムが、顧客と接点を持つアプリケーションであるSystem of Engagement (SoE)

ということに言及しましたが、振り返ってみて、もう一つ共通点があると思いました。 

それは、 

  • サービスに関わるチームメンバー(企画から運用まで多岐に渡るロールの人々)が、目的意識を持って現状を可視化し、チームのコミュニケーションツールとしてもNew Relicを活用していただいていること 

です。 

これまでのITの現場は各人が明確な責任範囲を持って分業をしているコンピテンシーモデルが主流でしたが、今後DevOpsの適用が増えるにつれて、ロール間の協業が必要であったり、もしくは一人の人が幅広い業務に対応できるフルスタックエンジニアである必要性が出てくると言われています。その際に、New Relicのような可視化ツールが協業を手助けしたり、人材育成を促す可能性が大いにあるのだと、お客様の事例を見て心から感じました。 

また、DevOpsを具現化しているITの現場が既にこんなにもあるということに、同じような現場が今後どんどん増えることへの期待につながりました。その際には私たちNew Relicが全力で支援させていただきたいと思います。 

この場を借りまして、あらためて弊社イベントにご尽力くださったことをお礼申し上げます。 

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